なかなか改善しない、肌の赤みや毛穴の赤み。
メイクをしてもなかなか隠れないし、困っていませんか?
どうして肌や毛穴に赤みが目立つのでしょう?
赤みを改善するいい方法はあるのでしょうか?
肌が赤くなってしまう原因を知って、トラブルを改善していきましょう。
なぜ肌・毛穴に赤みが目立ってしまうの?原因と解消法は?
まず最初に肌や毛穴に赤みが目立ってしまうのはなぜなのか見ていきましょう。
いくつかの原因が考えられます。
- 毛細血管の広がり
- バリア機能の低下
- 毛穴の炎症
- 皮膚の病気
毛細血管の広がり
顔にはたくさんの毛細血管があります。
特に頬や鼻、あごには多くの血管があります。
敏感肌や、皮膚が薄かったり、皮脂分泌が多い場合、少しの刺激でも血管が炎症を起こし、毛細血管が広がってしまいます。
血管が広いと赤血球が多くなり、赤みになります。
肌の表面、表皮部分はたった0.2m程度しかないので、毛細血管の赤みが外からでも見えてしまいます。
改善方法
毛細血管を刺激する原因を見つけ、刺激にならないようにします。
刺激になっている原因は、
- 合わない化粧品を使い続けている
- 強い力で顔をマッサージしている
- 化粧水をつけるときなど手でたたいたりしている
ことがあげられます。
刺激の少ない化粧品を使い、ゆっくりとスキンケアをするようにしましょう。
また、アルコールや、刺激の強い香辛料は、毛細血管を広げる原因になります。刺激物のとりすぎに気を付けましょう。
そして、十分な睡眠をとることも大切です。
睡眠不足になると自律神経が乱れ、毛細血管の拡張をおこしてしまうので、しっかりとした睡眠をとりましょう。
バリア機能の低下
肌にはもともと外部の刺激から守り、乾燥を防ぐバリア機能があります。
それが、加齢やストレス、間違ったスキンケアによって低下してしまいます。
バリア機能が低下することにより、肌が敏感になり、外部からの刺激を受けやすくなり、肌に赤みが見られる原因になります。
少しの刺激でも痒みを感じ、掻いてしまい、掻いてしまうと炎症を起こし、さらに悪化してしまいます。
改善方法
バリア機能を回復させるには、摩擦を避け、保湿をすることが大切です。
保湿成分セラミドなどでしっかりと保湿するようにします。
部屋の湿度を保つなどの対策もするようにしましょう。
クレンジングのし過ぎにも気を付けます。
バランスの良い食事も欠かせません。
腸内環境を整え、免疫力を高めるのもバリア機能を回復させるのに大切になってきます。
毛穴の炎症
次に毛穴の炎症を起こして肌に赤みが目立つ場合です。
毛穴の炎症は、ニキビによる炎症の他に、毛嚢炎(もうのうえん)の可能性もあります。
見た目では、皮膚に赤っぽい吹き出物が出て、その中に膿が溜まっていて、ニキビと区別ができません。
ニキビと毛嚢炎は、炎症の原因と出来るタイミングが違います。
ニキビはアクネ菌が原因であるのに対し、毛嚢炎はブドウ球菌が原因で起こります。
アクネ菌もブドウ球菌も元々人の体にあるものです。
ニキビは毛穴に皮脂が詰まり、その塞がった毛穴にアクネ菌が溜まってしまうことで起こります。
毛嚢炎は、外部からの刺激(ムダ毛の自己処理など)で、ブドウ球菌が繁殖して、炎症を起こします。
ですから、ムダ毛の自己処理の後や汗をかいた後にできる赤みは、毛嚢炎である可能性が高いです。
改善方法
ニキビの場合
ニキビが原因の赤み対策は、次の3つが大事です。
- 清潔に保つ洗顔をする
- 角質ケアをする
- ビタミンC導入体入り化粧水を取り入れる
顔を清潔に保つため、洗顔は朝晩2回行い、皮脂表面、毛穴の汚れを落としましょう。
洗いすぎると必要な皮脂まで落としすぎ、肌が乾燥し角質が厚くなり、かえってニキビを作ってしまいます。
角質が厚くなってきたら、ニキビの炎症が治まっているときに、ピーリングをするのがおすすめです。
ビタミンCには皮脂分泌や皮脂の参加を抑える働きがあります。
化粧水はビタミンC導入体入りのものを取り入れましょう。
毛嚢炎である場合
毛嚢炎である赤みの場合、軽いものは、数日~1週間程度で自然に治ることが多いです。
次の点を気を付けます。
- 患部を清潔にする
- ぶつぶつを無理に潰さない
汗をかいたらきれいに洗い、見につけるものも清潔に保つようにします。
ぶつぶつを無理に潰すと膿んでしまう可能性があります。
悪化するようでしたら、皮膚科に相談するようにしましょう。
皮膚の病気
肌の赤みは病気の可能性もあります。
皮膚に炎症を起こす病気は多くあります。
炎症性色素沈着
炎症性色素沈着とは、ニキビ跡や日焼け、虫刺され跡、ムダ毛の処理による炎症などが残ってしまった色素沈着のことです。
赤い炎症の後に、皮膚に跡が残ります。
原因として他に、肌に合わない化粧品を使っていたり、古い劣化した化粧品を使って刺激になっていたり、吹き出物やニキビに触っていたりすることが挙げられます。
改善方法
炎症になっている赤みは、そのままにしておいても消える場合もありますが、なかなか薄くならないときは、美白化粧水やビタミンC配合のクリームを使うといいです。
洗顔やクレンジングで刺激を与えないようにしましょう。
脂漏性湿疹
顔に出る赤みには、自分の皮脂が酸化し、それにより自分の肌がかぶれてしまう脂漏性湿疹の可能性もあります。
脂漏性湿疹は皮脂分泌が多い場所、擦れやすい部分、頭や鼻の脇、耳の周り、顔全体に出る場合もあります。
改善方法
脂漏性湿疹の場合、一度症状がでると慢性的になる場合が多いので、自分では対処が難しいので、皮膚科を受診するようにします。
予防として、皮脂がたまらないように清潔にする、刺激物をとりすぎない、ストレスをためないことが挙げられます。
酒さ
酒さとは、名前の通り、お酒を飲んだように鼻、顔まわりが赤くなり、長時間ほてりが続きます。
原因不明の体質的な病気で、初期症状が日焼けやアレルギーに似ています。
湿疹やアトピー、ニキビと併発していることがあるので気づかないことも多いようです。
子供から高齢者まで起こる可能性があります。
改善方法
一番は皮膚科を受診することです。
自分で改善することとしては、紫外線を避けるようにします。
洗顔はぬるま湯のみで行い、白色ワセリンを薄く塗り乾燥を防ぎます。
まとめ
肌、毛穴の赤みが目立つ原因と、改善方法をみてきました。
赤みが目立つ原因として次のことが挙げられます。
- 毛細血管の広がり
- バリア機能の低下
- 毛穴の炎症
- 皮膚の病気
改善方法は、毛細血管の広がりの場合、強い力でマッサージするなど肌に刺激になることをしないこと、刺激物を摂り過ぎない、睡眠を十分にとることでした。
バリア機能の低下の場合、摩擦を避け、保湿をするようにします。
毛穴の炎症は、ニキビの場合や毛嚢炎の場合があります。
ニキビの場合は、洗顔をして清潔に保つこと、角質ケアをする、ビタミンC導入体入り化粧水を取り入れることでした。
皮膚の病気の可能性もあります。
炎症性色素沈着→美白化粧水やビタミンC配合のクリームを使い、洗顔やクレンジングで刺激を与えないようにします。
脂漏性湿疹→自分では対処が難しいので、皮膚科を受診するようにします。自分でできる対策として、皮脂がたまらないように清潔にする、刺激物をとりすぎない、ストレスをためないことなどがあります。
酒さ→一番は皮膚科を受診することです。紫外線を避けるようにし、洗顔はぬるま湯のみで行い、白色ワセリンを薄く塗り乾燥を防ぎます。
肌や毛穴の赤みの原因を知って、改善し、健やかな肌を手に入れましょう!
こちらの記事もご覧ください⇒肌の毛穴を改善するには?角栓をケアしてなめらかにする方法
スポンサーリンク