ふと気が付くと、顔にある毛穴黒ずみ。
ちゃんと毎日お手入れしているつもりだけど、なかなか消えないこの毛穴黒ずみ。
色々化粧品を変えてみるのもいいですが、まずは洗顔を見直してみませんか？
基本の洗顔を極めて、毛穴黒ずみのないつるつる美肌になりませんか？
目次
黒ずみスッキリさせるのに洗顔が大事な理由
毛穴の黒ずみをスッキリさせて、美しい肌を保つためには、正しい洗顔が欠かせません。
肌にはたくさんの汚れが付いています。
メイクの油、ほこり、排気ガス、大気中の汚れ、汗、垢、古い角質など。
これらを落とすためには洗顔が必要です。
落とさずに放置すると、毛穴の黒ずみだけではなく、ニキビや様々な肌トラブルの原因になってしまいます。
汚れはしっかりと落としましょう。
毛穴の黒ずみが気になると、その黒ずみをとることに注意が向いてしまいますが、それより基本的な洗顔を正しく行い、ターンオーバーをきちんと促すことのほうが黒ずみを根本的に改善することができます。
ところで、界面活性剤って何？
クレンジングや洗顔料を選ぶ時に、よく「界面活性剤」という言葉を目にするかもしれません。
肌に良くない、というイメージを持っている人もいるかもしれません。
界面活性剤とは、油と水を混ざりやすくする物質です。
油性の汚れを水で流す橋渡しの役割をしています。
界面活性剤は、せっけんと合成界面活性剤に分けられます。
合成界面活性剤は配合によって何千通りもの種類が作ることができ、ものによって洗浄力が違います。
合成界面活性剤を使いすぎると肌のうるおいを奪ったり、長く肌にのせていたり、洗い残しをすることでバリア機能を低下させる場合があるので注意しましょう。
一方、せっけんも界面活性剤の一種です。
せっけんは水で薄めると界面活性作用を失うことから、安全性の高い界面活性剤と言われています。
洗顔料を使っているうちに乾燥がひどくなったり、肌がピリピリしたりすると、その洗顔料は自分の肌に合わない（洗浄力が強い）ということです。
自分の肌にあった洗浄力の洗顔料を選び、界面活性剤を上手く使うことが大切です。
洗顔料の種類
フォームタイプ
泡立てて使うタイプで、多くの種類が売られています。
洗浄力は強いものから弱いものまでさまざまです。
合成界面活性剤が多いものもあります。
普通肌、乾燥肌、脂性肌などの人におすすめです。
ジェル
ゼリー状の洗顔料で優しく洗うものが多いです。
洗浄力が弱いので、洗い残しによるトラブルに注意が必要です。
敏感肌の人におすすめです。
泡洗顔
ポンプから泡だった状態で出てくる洗顔料です。
洗浄力は色々あります。
硬い泡の場合、発泡剤が含まれていることもあります。
泡立てが苦手な人や、忙しい人におすすめです。
パウダー
手やネットを使って泡立てるタイプです。
洗浄力は様々なものがあります。
水を加えると活性化する酵素などが含まれているものもあります。
泡立てるとき粒が残っていると肌を傷つける可能性があるので注意が必要です。
繊細な肌の人におすすめです。
固形石鹸
天然の界面活性剤で作られていて、シンプルな材料で作られているものが多いです。
手やネットで泡立てて使います。
さっぱりつるつるした洗いあがりが特徴です。
石鹸はアルカリ性の洗顔料です。
混合肌、脂性肌の人におすすめです。
洗顔料の選び方
肌の汚れをしっかり落としてくれるものを選びます。
肌にうるおいを残す、美白成分を配合、といったものも多くありますが、そういった成分は結局、洗顔で洗い流してしまいます。
洗顔料は、汚れを落とす、成分がシンプルなことに注目して選ぶといいでしょう。
アルカリ性ｏｒ酸性？
肌に優しい弱酸性、と良く聞きますよね。
では、毛穴黒ずみを改善するための洗顔料は、弱酸性がいいのでしょうか？
肌の仕組みとともに考えてみましょう。
私たちの肌は弱酸性です。
肌は表面に住んでいる皮膚常在菌の働きにより、皮脂を分解し、弱酸性の「脂肪酸」というものを作っています。これが肌表面を覆い、弱酸性を保っています。
アルカリ性の洗顔料で洗っても、肌は自ら弱酸性を維持しようとするのです。
なぜ弱酸性を保とうとするのかというと、肌に悪さをする最近やカビは酸に弱いので、そのような外的刺激などから肌を守るためと考えられています。
また弱酸性にはタンパク質を固める作用があるので、タンパク質が多い角質は肌表面で硬くなり、肌を守ります。
ですから、弱酸性の肌を弱酸性の洗顔料で洗うと、固まっている古い角質や毛穴の汚れを十分に取ることができないのです。
アルカリ性の洗顔料を使うと古い角質が柔らかくなって、汚れがしっかりと落ちやすくなります。
ただ、乾燥肌の人やアトピー体質の人には洗浄力が強すぎて刺激が残る場合があります。
毛穴黒ずみを改善させる洗顔方法
肌の毛穴の黒ずみを改善させるための洗顔のポイントは次のようなものがあります。
- 自分の肌質に合った洗顔料を使う
- 手を清潔にしてから行う
- 肌を温めてから洗顔をする
- たっぷり泡で洗う
- ぬるめのお湯で洗顔する
- 短時間で行う
- 落としすぎない
- ゴシゴシ洗わない
- シャワーで直接洗い流さない
- 洗顔後、使うタオルは毎回取り換える
手は自分が思っている以上に汚れています。
洗顔をする前に手を洗い清潔にしましょう。
顔の毛穴を開くために、洗顔をする前に蒸しタオルやスチーマーなどで温めます。
洗顔料はたっぷり泡立ててから洗いましょう。手で直接触れないように、泡でクッションを作ります。
手で泡立ててもいいですが、時間がかかり思ったほど泡立たないので、泡立てネットを使うのがおすすめです。
せっけんタイプは泡立てることで洗浄成分が泡の中に分散し、刺激がやわらぎ、肌への負担が少なくなります。
洗顔のお湯はうるおいを奪わない、３０℃くらい、少し冷たいくらいにします。
長い時間洗顔をしていると大事な皮脂も洗い流してしまうので、短時間で行います。
洗顔料を顔にのせている時間は短く、洗顔は１分以内を目安にします。
ゴシゴシ洗ったり、落としすぎの洗顔は肌を傷つけてしまいます。
洗顔に使うタオルは清潔なものを用意しましょう。
洗顔の順番
- まず、ぬるま湯で素洗いします。
- 洗顔料を十分に泡立てます。
- Ｔゾーン→Uゾーン→中心から外へ→目元口元へ。泡を転がすイメージで優しく洗います。
- ぬるめの流水ですすぎます。泡が残りやすい髪の生え際やフェイスラインもしっかり洗い流します。
- タオルで水分を移すイメージでオフします。
まとめ
肌の毛穴黒ずみをスッキリさせる洗顔方法を見てきました。
黒ずみを改善するために洗顔が大事なのは、肌にはたくさんの汚れが付いており、これを落とす必要があるためです。
洗顔でターンオーバーを促し、黒ずみを改善することが大切です。
洗顔料によく使われている界面活性剤は、油と水を混ざりやすくする物質で、せっけんと合成界面活性剤があります。
合成界面活性剤はを使いすぎると肌のうるおいを奪ったり、長く肌にのせていたり、洗い残しをすることでバリア機能を低下させる場合があるので注意が必要です。
洗顔料の種類は次のようなものがあります。
- フォームタイプ
- ジェル
- 泡洗顔
- パウダー
- 固形石鹼
洗顔料の選び方は、汚れを落とす、成分がシンプルなことに注目することです。
アルカリ性の洗顔料の方が古い角質や汚れをしっかり落としてくれます。
黒ずみを改善するための洗顔のポイントは、自分の肌質に合った洗顔料を使うことや、手を清潔にしてから行う、肌を温めてから洗顔をする、たっぷり泡で洗う、ぬるめのお湯で洗顔する、短時間で行う、落としすぎない、ゴシゴシ洗わないシャワーで直接洗い流さない、洗顔後、使うタオルは毎回取り換える、などです。
基本の洗顔をしっかりとマスターして、肌の黒ずみをスッキリさせ、美しい肌を目指しましょう！
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