腹回りの脂肪を落とす漢方がある?選び方と飲み方は?

色々なダイエット方法試したけど、なかなか痩せない!とお悩みではありませんか?

もしかしたら、あなたが太った原因とダイエット方法が合っていないのかもしれません。

漢方は太ってしまった体質を改善して、脂肪を落とすことができるかも?

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漢方の働きと、お腹周りの脂肪を落とすのに役立つ漢方の選び方をご紹介します。

漢方の働きは?ダイエットに効く?

漢方薬とは、日本で独自に発展した漢方医学の理論に基づいて処方される医薬品のことです。

もともと中国から伝わってきたものですが、日本に渡ってきてからは、日本人の体や気候に合わせて発展してきました。

漢方によるお腹周りの脂肪を落とすダイエットとは、それぞれの人の体質に合わせた漢方を飲むことによって、根本的な体質を改善するというものです。

漢方を取り入れることで、脂肪を落とす他に、ちょっとした体の不調も一緒に良くなることが多いというメリットがあります。

漢方では、人の体は、気・血・水、で構成されていると考えられます。

この3つの流れを整えて、人間本来持っている治癒力を高めて、代謝を良くして脂肪を落としていきます。

  • 気→目には見えない、気力、元気、体を支える原動力となるエネルギー。
  • 血→全身を巡って色々な組織や器官に栄養を与えるもの。主に血液。
  • 水→血液以外の体液、リンパ液。水分代謝や免疫システムなどに関わっているもの。

それではタイプ別に見ていきましょう。

気太り(かぼちゃ型)

ストレスなどによって、新陳代謝が鈍って、老廃物が溜まりやすく、太るタイプ。

ガッチリ体型、ガチガチの固太り、かぼちゃ型です。

運動しても効率良く脂肪を燃やせないので、思うように痩せにくかったりします。

特徴

  • 体重の増減が激しい
  • 筋肉太り
  • ストレスが多い、神経質
  • 食欲にムラがある
  • 便秘
  • 寝起きが悪い
  • 不眠
  • 肩こり
  • 生理不順

解消法

ストレス解消をすることが大切です。

お腹周りの脂肪を落とそうと、頑張り過ぎず、ストレスをかけないダイエット法を続けるようにするといいでしょう。

おすすめの漢方薬

大柴胡湯(だいさいことう)

肝機能を良くしたり、イライラを解消する生薬が含まれています。

弱まってしまった消化管のぜん動運動を促進するので、便秘の人は便通が良くなり、お腹周りがすっきりするかもしれません。

また、ストレスで食欲不振が起こる人は、消化管を整えることができるので、食欲を改善できます。

イライラして熱っぽい人を冷やす薬なので、冷え性の人の服用に向いていません。体力がない人にも向いていません。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

気や血の流れを良くし、血を補って体のバランスを整えます。

過剰にストレスがあり、不安、不眠、疲れやすい、体力がない、冷え性、月経不順、PMSに悩んでいる人におすすめです。

柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

解熱鎮静とカルシウムにより精神を安定させ、胃腸の働きを整える、便通を良くする効果があります。

落ち着きがない、鬱気味、ストレスが原因の不眠、不安、お腹に張り、便秘の人におすすめです。

体力がある人向けなので、虚弱体質の人には向きません。

血太り(レモン型)

血の流れが滞り、老廃物が上手く体の外に排出できず、余分な脂肪となってしまい、太るタイプです。

下腹ぽっこり、お腹周りに脂肪がつく、コロコロ体型、レモン型です。

特徴

  • 冷え
  • 肌荒れ
  • 年齢と共に太りやすくなる
  • 顔色が浅黒い
  • 生理不順
  • 下腹部、腰が痛む
  • 便秘がひどい
  • 過食気味
  • 外食が多い

解消法

食事、生活習慣を見直し、体を温めましょう。

脂っこいもの、甘いもの、外食ばかりなど、太りやすい食生活を続けていると、血液がドロドロになってしまいます。

また、気太りと同様、ストレスは血の流れを悪くしてしまい、老廃物を上手く排出することができなくなり、太る原因になってしまいます。

空いている時間を見つけ、上手にストレス解消していきましょう。

おすすめの漢方薬

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

全身に必要な栄養を与え、血行を良くし、水分代謝を良くする働きがあります。

足腰が冷える、疲れる、肩こり、むくみ、めまい、立ちくらみ、生理不順のある人におすすめです。

妊娠中にも服用することができます。

体力がない人向けです。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

血流を促進し、脂肪がつきにくい体に。

のぼせがあるが手足の先の血行が悪い、普段から便秘がちの人、生理前に不安やイライラがある人、体力があり、がっちりタイプ、または肥満体質の人向けです。

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

体の熱を冷まし、病因を発散させ、体の水分循環を良くし、便通を促す働きがあります。

お腹回りに皮下脂肪があり、便秘がち、高血圧、肥満の人、体力がある人向けです。

水太り(もも型)

体に余分な水分が溜まり、太ってしまいます。色白の女性に多いです。

下半身太り、ぽっちゃり、もも型です。

特徴

  • 疲れやすい
  • 汗っかき
  • 水分をよくとる
  • トイレが近い
  • 下痢気味
  • 足や顔がむくみやすい
  • 下半身太り
  • 頭が重くなる
  • 体が冷えやすい

解消法

運動や食事、マッサージなどで余分な水分を出して、水はけのいい体にすることです。

水分は下半身に溜まりやすいです。

水を引き上げる働きをする太ももやふくらはぎをつま先立ちなどして鍛えたり、マッサージをすると効果的です。

また、体を温める食材、生姜やネギ、スパイスなどを摂るようにしましょう。

水太りの場合、水分を上手く外に出せないことが原因なので、脂肪を燃焼させるダイエットでは効果が出にくく、漢方によるダイエットの方が効果的なことが多いです。

おすすめの漢方薬

防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)

水分の代謝を促し、体の水分を排出し、むくみをとり、肥満を改善し、お腹回りの脂肪を減らしていきます。

胃腸の消化吸収力の衰え、血行不良を解消してくれます。

五積散(ごしゃくさん)

血行や水分循環を改善し、胃腸の働きを良くし、体の冷えや痛みを解消していきます。

下腹部の痛み、腰の痛みなど、あちこちの神経痛に用いられます。

月経不順、月経痛の改善にも効果的です。

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混合太り

気・血・水の2つ以上に原因がある、またどれにも当てはまらないタイプです。

全体のバランスを整えることが大切です。

まとめ

漢方でお腹周りの脂肪を落とすダイエットはできるのでしょうか?

それぞれの人の体質に合わせた漢方を飲むことによって、根本的な体質を改善し、太りにくい体にすることができます。

漢方では、人の体は、気・血・水、で構成されていると考えられます。

どこかのバランスが崩れてしまっているので、脂肪がついてしまっていると考えます。

・気太り

ストレスなどによって、新陳代謝が鈍って、老廃物が溜まりやすく、太るタイプ。

ストレスを解消することが大切です。

漢方は、大柴胡湯(だいさいことう)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)が向いています。

・血太り

血の流れが滞り、老廃物が上手く体の外に排出できず、余分な脂肪となってしまい、太るタイプです。

食事、生活習慣を見直し、体を温めましょう。

漢方は、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)が向いています。

・水太り

体に余分な水分が溜まり、太ってしまいます。

運動や食事、マッサージなどで余分な水分を出して、水はけのいい体にすることが大切です。

漢方は、防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)、五積散(ごしゃくさん)が向いています。

自分の体質を知って、体に合った漢方を見つけることによって、体質を改善し、お腹周りの脂肪を落とすダイエットをしていきましょう!

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