【結論】18から始まる12桁の電話は詐欺?まず確認すべき3つのポイント

突然「18から始まる12桁の電話番号」から着信があると、不安になる方は少なくありません。
結論から言えば、番号だけで直ちに詐欺と断定することはできませんが、慎重に対応すべきケースが多いのも事実です。
特に重要なのは、①国際番号かどうかを確認すること、②ワン切りなど不審な着信パターンかを見ること、③心当たりがあるかどうかを冷静に判断することの3点です。
迷った場合は、折り返さずに別の手段で確認するのが安全です。
本記事では、総務省や通信事業者が注意喚起している内容を踏まえながら、簡単に判断できる方法と具体的な対処法を解説します。
まず知っておきたい電話番号の基礎知識

電話番号の仕組みを理解しておくと、「怪しい番号」に対して過度に不安になる必要がなくなります。
見慣れない数字の並びを見ると直感的に危険を感じてしまいがちですが、実際には番号体系には一定のルールがあります。
ここでは日本の番号体系の基本と、判断材料になるポイントを整理します。
電話番号は無作為に付与されているわけではなく、地域や用途、通信事業者ごとに分類されています。
基本構造を知っておくことで、「形式として不自然かどうか」を冷静に見分けられるようになります。
日本の電話番号の桁数と構造
日本国内の固定電話や携帯電話は、通常10桁または11桁で構成されています。
固定電話は市外局番から始まり、地域ごとに番号帯が分かれています。
一方、携帯電話は090・080・070などで始まる11桁が一般的です。
市外局番や携帯番号には一定の規則があり、国内番号であれば形式にある程度の一貫性があります。
そのため、桁数が極端に多い、見慣れない並び方をしているなどの場合は、国内番号とは異なる可能性を考える必要があります。
12桁以上になる場合は、国際電話や特定の通信サービス経由の番号である可能性があります。
特に国際番号は「国番号+国内番号」という構造になるため、国内番号より桁数が長くなる傾向があります。
18から始まる番号は国内?国際番号との違い
番号の前に「+」が付いている場合は国際電話の可能性があります。
「+81」は日本の国番号ですが、それ以外の国番号が付いている場合は海外からの発信と考えられます。
また、見慣れない桁数や不自然な区切り方、通常の市外局番とは一致しない並びの場合も注意が必要です。
ただし、海外企業や正規のクラウドサービス、コールセンターからの連絡である可能性もあるため、番号だけで即断しないことが大切です。
特に最近は、IP電話やインターネット回線を利用した発信が増えており、従来の番号体系と見た目が異なるケースもあります。
そのため、「見慣れない=即詐欺」と決めつけず、他の要素と合わせて判断することが重要です。
11桁・12桁・14桁の違いを整理
11桁は主に携帯電話番号、10桁は固定電話が一般的です。
これに対して12桁や14桁になる場合は、国際番号や特殊回線、転送サービスなどが関係している可能性があります。
桁数が増えるほど、国際経由やIP電話などを利用しているケースが多くなります。
とはいえ、桁数だけで危険性を断定することはできません。
重要なのは、桁数・発信タイミング・通話内容・SMSの文面などを総合的に確認することです。
桁数の違いはあくまでリスク判断の材料の一つにすぎません。
番号の形式を知識として持っておくことで、不安に振り回されず、冷静な対応につなげることができます。
詐欺かどうかをすぐ判断|簡単フローチャート

不安を感じたときは、以下のフローチャートに沿って確認してみてください。
① 18から始まる12桁の着信
↓
② 先頭に「+」が付いている?
→ YES:国際電話の可能性。折り返さない。
→ NO:次へ
↓
③ ワン切り(1〜2コール)?
→ YES:折り返さない。
→ NO:次へ
↓
④ 留守電やSMSに「未払い」「至急」「法的措置」などの不安を煽る文言あり?
→ YES:詐欺の可能性が高いため無視。
→ NO:次へ
↓
⑤ 心当たりのある相手?
→ YES:公式サイト等から連絡先を調べ直して確認。
→ NO:折り返さない。
この流れに沿って判断することで、冷静な対応がしやすくなります。
典型的な詐欺パターンと手口の特徴

番号だけでなく、手口の特徴を知っておくことも重要です。
実際の詐欺は、番号そのものよりも「どのように不安をあおり、行動させるか」という心理的な誘導に特徴があります。
典型例を知っておくだけでも、突然の着信に対して冷静に対応しやすくなります。
詐欺の多くは、①折り返しをさせる、②個人情報を聞き出す、③金銭を振り込ませる、のいずれかを目的としています。
番号の形式だけでなく、通話内容やタイミング、メッセージの文面なども含めて総合的に判断することが重要です。
国際ワン切り詐欺の仕組み
海外番号からワン切りし、折り返させることで高額な通話料を発生させる手口が報告されています。
これは「コールバック詐欺」とも呼ばれ、相手が折り返した瞬間から高額な国際通話料金が課金される仕組みです。
多くの場合、着信は1〜2コールで切れるため、思わず「何の用事だろう」と気になってしまいます。
しかし、見慣れない番号や海外発信と思われる番号への折り返しは原則として避けるべきです。
特に夜間や早朝の着信は、意図的に不安をあおるための可能性もあります。
自動音声で不安を煽るパターン
「料金未納」「本日中に連絡がない場合は利用停止」「法的措置を取る」などの自動音声で焦らせるケースがあります。
突然の音声案内で強い言葉を使い、冷静な判断力を鈍らせるのが特徴です。
正規の事業者は、いきなり自動音声で個人情報や支払い情報を求めることは通常ありません。
また、本当に重要な連絡であれば、書面通知や公式マイページでの案内が併用されることが一般的です。
不安を感じた場合は、その場で操作せず、公式窓口に自分から問い合わせることが安全です。
通信会社を装うケース
NTTや大手通信会社、宅配業者、金融機関などを名乗る事例もあります。
実在する企業名を出すことで信頼感を与え、個人情報や認証コードを聞き出そうとするのが特徴です。
不安な場合は、相手が伝えてきた番号ではなく、公式サイトに掲載されている連絡先を自分で調べてかけ直すことが安全です。
また、SMSでURLを送ってきてログインを促すケースもあるため、リンクは直接タップせず、公式サイトを検索してアクセスする習慣をつけましょう。
企業名を名乗っていても、それだけで信用しない姿勢が被害防止につながります。
出てしまった場合の初動対応

誤って電話に出てしまっても、慌てずに対応すれば被害を最小限に抑えられる可能性があります。
詐欺の多くは「相手を焦らせて判断力を鈍らせる」ことを狙っています。
そのため、まずは深呼吸をして状況を整理し、相手の指示にすぐ従わないことが重要です。
通話中に少しでも違和感を覚えた場合は、無理に会話を続ける必要はありません。
すぐ切るべき?会話してしまった場合の対応
原則として、個人情報(氏名・住所・生年月日)や暗証番号、クレジットカード情報、SMSで届いた認証コードなどは絶対に伝えないでください。
相手が「確認のため」「本人確認のため」と言ってきても応じないことが大切です。
すでに数分会話してしまった場合でも、不審に感じた時点で「確認します」とだけ伝えて通話を終了して構いません。
相手のペースに乗らず、いったん切ってから公式窓口へ自分で問い合わせる行動が安全です。
また、録音機能がある場合は、以後の通話は記録しておくと後の確認に役立ちます。
通話履歴・SMSの保存方法
通話履歴やSMS、留守電メッセージは削除せず、そのまま保存しておきましょう。
可能であればスクリーンショットを撮影し、日時が分かる状態で保管しておくと、相談時の説明がスムーズになります。
着信時間、通話時間、相手が名乗った企業名や内容などをメモに残しておくことも有効です。
証拠があることで、通信事業者や公的機関への相談が具体的に進めやすくなります。
相談先の目安
不安が残る場合は、まず契約している通信事業者へ連絡し、課金や不審な通信履歴がないか確認しましょう。
そのうえで、消費生活センターや警察相談専用窓口(#9110)など公的機関に相談するのが安心です。
早めに相談することで、被害拡大の防止や今後の対策アドバイスを受けられる可能性があります。
「大したことはないかも」と自己判断せず、少しでも不安があれば第三者に相談する姿勢が、結果的に自分と家族を守ることにつながります。
今すぐできる予防策(端末設定とブロック方法)

被害を防ぐためには、着信後の対応だけでなく、事前にできる設定を整えておくことが非常に重要です。
迷惑電話は「うっかり折り返してしまう」ことで被害につながるケースが多いため、あらかじめブロック機能や制限機能を活用しておくことでリスクを大きく下げられます。
スマートフォンには標準で着信拒否機能が備わっており、特別なアプリを入れなくても基本的な対策は可能です。
ここでは代表的な設定方法と、あわせて確認しておきたいポイントを整理します。
iPhoneの着信拒否設定
iPhoneでは、電話アプリの履歴画面から該当番号の右側にある「i」マークをタップし、「この発信者を着信拒否」を選択することでブロック設定ができます。
設定後は、その番号からの通話・SMS・FaceTimeが自動的に遮断されます。
さらに「設定」→「電話」→「不明な発信者を消音」をオンにすると、連絡先に登録されていない番号からの着信を自動的に消音することも可能です。
完全に拒否するわけではありませんが、通知を減らすことで心理的な負担を軽減できます。
Androidのブロック方法
Androidでも、通話履歴から該当番号を選択し、メニューから「ブロック」や「迷惑電話として報告」を選ぶことで着信拒否が可能です。
機種やOSバージョンによって表示は多少異なりますが、基本的な流れは共通しています。
また、多くのAndroid端末には「迷惑電話フィルタ」機能が搭載されており、疑わしい番号を自動判定して警告表示してくれる場合もあります。
設定画面で迷惑電話対策の項目を確認し、有効化しておくと安心です。
通信会社の迷惑電話対策サービス
各通信事業者は、迷惑電話対策サービスや国際着信制限サービスを提供しています。
無料で利用できる基本機能もあれば、有料オプションで高度なフィルタリングを行える場合もあります。
特に高齢者が利用している回線では、国際電話の発着信を制限する設定を行うことで、ワン切り詐欺や国際コールバック詐欺のリスクを大幅に減らせます。
一度契約中の通信会社の公式サイトを確認し、利用可能な対策サービスを把握しておくことが予防の第一歩です。
固定電話と携帯電話のリスク差

利用環境によってリスクや対策が異なります。
同じ「不審な着信」でも、固定電話と携帯電話では発信経路や課金の仕組み、対策方法が大きく異なるため、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。
家庭の通信環境に合わせて対策を最適化することで、被害リスクをより効果的に下げることができます。
固定電話は主に自宅に設置されているため、高齢者が応対する機会が多いという特徴があります。
一方、携帯電話は個人が常に持ち歩くため、外出先や仕事中など、冷静な判断がしにくい状況で着信を受ける可能性があります。
それぞれの利用シーンを想定した備えが必要です。
固定電話の国際着信制御
固定電話では、国際着信を制限できるサービスや、特定の番号帯をブロックできる機能を提供している通信会社があります。
これらを活用することで、海外発信のワン切りや国際コールバック詐欺のリスクを大幅に減らすことが可能です。
特に高齢者のいる家庭では、国際発信・国際着信をあらかじめ制限しておくことが有効です。
普段から海外とやり取りをしない家庭であれば、国際番号を物理的に遮断してしまうことで、不審な電話に出てしまう機会自体を減らせます。
また、ナンバーディスプレイや迷惑電話お断り機能を併用することで、着信時に番号を確認しやすくなります。
家族で「知らない番号には出ない」「録音メッセージで相手を確認してから対応する」といったルールを決めておくことも効果的です。
携帯で海外番号を見分ける方法
携帯電話では、画面に表示される番号情報を冷静に確認する習慣が重要です。
番号の先頭に「+」が付いているかどうか、国番号が見慣れないものではないかをチェックしましょう。
例えば「+」に続く2〜3桁は国番号であり、日本は「+81」です。
それ以外の国番号であれば海外発信の可能性があります。
また、桁数が通常の国内番号よりも多い、途中の区切り方が不自然である、深夜や早朝に着信があるといった要素も判断材料になります。
スマートフォンには迷惑電話警告表示機能がある場合もあるため、端末の設定で有効化しておくと安心です。
外出先では焦って応答してしまいがちですが、知らない番号からの着信は一度スルーし、留守電やメッセージの内容を確認してから判断する姿勢が安全です。
携帯電話は常に身近にあるからこそ、表示情報を確認する一呼吸を習慣化することが、被害防止につながります。
家族を守るためのチェックリスト

迷惑電話や詐欺被害は、個人だけでなく家族全体に影響を及ぼす可能性があります。
そのため、あらかじめ家庭内で共通のルールを決めておくことが大切です。
特に高齢者やスマートフォン操作に不慣れな家族がいる場合は、具体的な行動基準を共有しておくことで、被害の予防効果が高まります。
日頃から「知らない番号への対応方法」を話し合っておくと、いざというときに慌てず行動できます。
紙にまとめて電話の近くに貼っておく、家族LINEなどで共有するなど、目に触れる形で残しておくことも有効です。
高齢者に伝えておきたい注意点
まず徹底したいのは、「知らない番号には折り返さない」という基本ルールです。
ワン切りや不在着信を見ると気になってしまいがちですが、折り返すこと自体がリスクになるケースがあります。
また、「未納」「裁判」「利用停止」など強い言葉を使われても、その場で判断しないことを伝えておきましょう。
不安を感じたら必ず家族に相談する、というワンクッションを挟む習慣が重要です。
焦らせる言葉に反応しない姿勢を繰り返し共有しておくことで、冷静な対応につながります。
折り返し防止ルールの作り方
家庭内で明確なルールを作っておくと、迷いが減ります。
例えば「知らない番号には出ない・折り返さない」「必ず一度家族に確認する」「公式サイトの代表番号以外には連絡しない」といった具体的な基準を決めておきましょう。
さらに、怪しいと感じた番号は家族で共有し、再発防止につなげる仕組みを作るのも有効です。
定期的に迷惑電話の事例を話題にすることで、注意意識を保ちやすくなります。
ルールは曖昧にせず、誰でも実行できるシンプルな内容にすることがポイントです。
緊急時の相談先一覧
万が一不安な通話や請求があった場合に備え、相談先をあらかじめ控えておくと安心です。
警察相談専用電話(#9110)や消費生活センターの連絡先、契約している通信事業者のサポート窓口などを一覧にしておきましょう。
電話機のそばやスマートフォンのメモ機能に保存しておくことで、焦っている状況でもすぐに確認できます。
「困ったらここに連絡する」という具体的な行動先があるだけで、心理的な安心感も高まります。
家族全員が同じ相談先を把握しておくことが、被害の拡大防止につながります。
まとめ
18から始まる12桁の電話番号は、番号だけで詐欺と断定することはできません。
しかし、桁数や発信元が見慣れないという理由だけで安心するのも危険です。
重要なのは「番号そのもの」ではなく、着信パターンや通話内容、相手の言動などを総合的に見て判断することです。
少しでも違和感があれば、すぐに折り返さず、冷静に状況を整理する姿勢が被害防止につながります。
重要なのは「折り返さない」「冷静に確認する」「公式窓口で確認する」という基本姿勢です。
不安を感じたときは、今回紹介したフローチャートを参考に落ち着いて判断してください。
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