ぽっこりお腹が気になる内臓下垂。
色々自分で改善方法を試すけど、なかなか成果が表れない。
辛い症状が出てきた。
やっぱり、専門の先生に診てもらいたい。
でも内臓下垂って何科に行けばいいの?
そこで、内臓下垂が病院で治療が必要になる場合と、何科に行ったらいいかをまとめました。
目次
内臓下垂は病院で治療が必要なの?
まず、内臓下垂になると、病院で治療をする必要はあるのでしょうか?
内臓下垂の初期段階で症状が軽い物は基本的に治療は必要ないです。
というのも、内臓下垂は疾患というより、体質的なものという要素も強いからです。
内臓下垂は、別名グレナール病とも言うそうです。
フランスのグレナールという人が、内蔵下垂の症状を論じたことからきているようです。
その人によると、食欲不振、衰弱、吐き気、背中や腹の痛み、不眠症、うつ、慢性病弱などの病気は共通して、お腹が出る内臓下垂病を起こしているそうです。
グレナール病となっていますが、病名ではなく病状を指した言葉です。
内蔵下垂は、適度に運動し、規則正しい生活をし、バランスのとれた食事をし、ストレスをためない生活をすることで改善されることが多いです。
腹筋を鍛え、適度に脂肪をつけることで内臓が押し上げられ、正常な位置になることもあります。
しかし、お腹が重い、苦しいなど病状が悪化しているのうなら、投薬や外科的治療が必要になることもあるので、病院を受診しましょう。
内臓下垂になっている?特定するには
まず、自分が内臓下垂になっているのでしょうか?
内臓が定位置から下にずり落ちてしまう、内蔵下垂。
内臓下垂になることで症状がでる人もいますが、でない人もいます。
内蔵下垂の症状は次のようなものがあります。
- 便秘になる
- 食後にゲップが出る
- 何を食べても満腹感がない
- 胃腸の調子がいつも悪い
- だるさがとれない
- 深く呼吸ができない
- だるさが摂れない
- 常に下腹部がぽっこり出ている
- 冷え性で、体温が35度台しかない
判断方法は、1ポーズ30秒のヨガで内臓下垂を改善しましょう!の記事でも書きましたが、お尻に手を付けて、かかとを床から離さず、そのまましゃがみます。これができないと内臓下垂と思われます。
下がった内臓が上半身と下半身のつっかえ棒になってしまっているのです。
でも、あくまで一般的な判断ですので、内蔵下垂を特定するには、病院で精密検査や、人間ドック、女性ならレディースドックやを受けることが大切になってきます。
レントゲンや、MRIなどで、内蔵下垂と判断される場合もあります。
人間ドックが受けられる近くの病院はインターネットでも探すことができます。再検査や医者との面談が別の日になるなど考えると、できるだけ自宅や職場から近い病院がいいでしょう。
内臓下垂の治療は何科に行くの?
さて、内臓下垂を病院で治療が必要かも、と思っても、何科に行こうか?悩んでしまうかもしれません。
胃下垂と分かっている場合
胃の位置が本来の場所よりかなり下がってしまう、内臓下垂の一種、胃下垂。
胃下垂と分かっている場合は、胃腸科に行くといいでしょう。
近くに胃腸科がない場合は内科を受診するといいです。
胃下垂も病気ではないと言われていますが、次のような症状があったら病院に行ったほうがいいでしょう。
- 立っているのが辛いほどの疲労感がある
- ずっと胃の痛みが続いたりする
- 体重が減少している
- 強い痛みがある
胃下垂が悪化すると胃の筋肉がたるみ、胃の動きが鈍くなると「胃アトニー」になる可能性もあります。
胃アトニーになると、胃の中にものが残った状態が続き、消化不良になってしまいます。放っておくと胃炎や潰瘍になりやすくなってしまいます。
胃アトニーにの症状としては、食欲不振、お腹が張っている感じがする、少しの食事で満腹感を感じる、などがあります。
症状が出て、胃が張るなどする場合は薬や漢方による治療が取られます。
便秘に悩まされている時は
また、内臓下垂かもしれないけど、原因がはっきりわからない便秘に悩まされている場合は、消化器科、内科、胃腸科がいいでしょう。また、近くに総合病院があればそちらがいいです。腸以外にも原因があって治療が必要な場合、診てもらえるからです。
便秘で病院の受診が必要な場合は次のとおりです。
- 2週間以上排便がない
- 便秘だけではく、激しい腹痛、吐き気がある
- 発熱や発汗がある
- 便に血が混ざる
- 便秘薬を使いすぎで、効かなっていて、大量に飲まないと排便できない
便秘の原因や、程度によって、薬による治療などをしてくれます。
腎下垂(遊走腎)と分かっている場合
腎臓が通常の位置より大きく移動している、腎下垂(遊走腎)の場合、腎臓内科か泌尿器科を受診するようにしましょう。
遊走腎は健康診断などで血尿や蛋白尿がでて、再検査で見つかることも多いようです。
症状として、頭痛、耳鳴り、倦怠感などがでることがあります。
排尿痛や腰痛など痛みがある場合は病院へ行きましょう。
子宮下垂、子宮脱の場合
出産経験がある方にみられる、子宮下垂が悪化してなる子宮脱。
子宮脱になっても、子宮が膣から外に飛び出ていなく、特に症状が出ていない場合は治療は必要ありませんが、子宮が下りてきて症状が出ている場合は治療が必要です。
しかし、子宮脱をずっと放置しておくと症状が悪化してしまうこともあります。
子宮脱は早めに気づき、予防することで悪化することを防げます。
違和感を感じたら早めに産婦人科を受診してください。
もう、何科か分からない!という時
結局、内蔵下垂かもしれないけど、何科が分からない時は、とりあえず内科は広い分野を扱っているので、内科を受診するのが無難です。
内科も色々細かく分かれていたりしますが、最初から専門の科に行くのがいいとも限りません。自分で、ここが悪い、と思っていても、やはり素人の見立てで、間違っている場合もあるからです。
全然見当違いの科を受診すると、また受診し直すことになり、二度手間になってしまいます。
かと言って、何科か分からず、悩んでいて時間が経ってしまい、病状が更に悪化するという事態は避けたいところです。
最近は総合診療科が窓口になっていたり、病院に相談窓口があったりしますので、そこで相談して何科かなどを決めるというのもいいでしょう。電話で問い合わせできるところもありますので、利用してみるのもいいと思います。
やはり、医療知識がある医師の助言を聞き治療をしていくことも大切です。
最初は何となく調子が悪い程度だったのが、気づかないうちに悪化していることや、痛みで体が動かなくなってしまう例もあるようですので、内臓下垂を軽く見ないようにしましょう。
内蔵下垂を病院で治療するには何科?のまとめ
いかかでしょうか。
内臓下垂は症状が軽い初期段階では、基本的には治療は必要ありません。
しかし、症状が悪化するようなら病院の受診も必要になることもあります。
内蔵下垂を特定したいのであれば、病院での精密検査、人間ドック、レディースドックを利用しましょう。
何科を受診するかは、症状が出ている原因が、健康診断などで分かっている場合は、その分野の科へ治療に行くのがいいでしょう。
胃下垂なら、胃腸科・内科へ。
重い便秘に悩んでいるなら、消化器科、胃腸科へ。
腎下垂(遊走腎)なら、腎臓内科・泌尿器科へ。
子宮下垂・子宮脱なら、産婦人科へ。
何科が分からない場合は、内科に。
また総合診療科が窓口になっている病院や、病院の相談窓口を利用しましょう。
こちらの記事もご覧ください。⇒1ポーズ30秒のヨガで内臓下垂を改善しましょう!
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