腰痛にお悩みの方、もしかしたらそれはストレス、もしくは内臓下垂によるものかもしれません!
多くの人が悩んでいる腰痛。
痛みの原因を調べても、85パーセントは原因不明だとも言われています。
どうしてストレスや内臓下垂が腰痛を引き起こすのか、またどうしたら良くなるのかを見ていきましょう!
目次
ストレス原因が100パーセントって、どうして?
腰痛は一つの原因でなることより、複数の原因でなることが多いようです。
レントゲンなどで検査しても明らかな原因がわからないのは、腰痛の原因の多くがストレスに関係しているからです。
よく「ストレスは体に悪い」と、聞きますよね。
腰痛の原因が100パーセントストレスにあるという見方もあるようです。
でも、なんで腰痛にストレスや内臓下垂が関係あるのでしょう。
次の理由が考えられます。
体を不調にし、色々な病気の原因になる
ストレスは体に悪い影響を与え、病気になる確率を上げます。
ストレスは胃や腸、消化器官の動きを抑制し、免疫力を低下させてしまいます。
腰痛の症状のでる、内臓の病気や、生活習慣病、内臓下垂の原因にもなります。
内臓下垂は、腹筋や背筋などのお腹周りの筋肉が弱く、ストレスや疲れ暴飲暴食などで、なりやすくなります。
また、大腸がんや胃潰瘍、骨粗しょう症などの病気になる可能性があります。
自律神経が乱れる
ストレスを感じると自律神経の乱れが生じます。
自律神経、とよく耳にしますが、どんな神経なんでしょう?
自分の意志とは関係なく、脳の指令を受けて心臓や内臓などを動かす神経の総称です。
自律神経はさらに ”交感神経” と ”副交感神経” に分けられます。
日中活動している時に働く交感神経と、夜、寝ている時に働いている副交感神経の交代が、ストレスによってうまくいかなくなると、自律神経が乱れてしまいます。
活動している時に働く交感神経が、夜も働き過ぎて、血管や筋肉が収縮したままになってしまい、血管や筋肉が疲労し、腰痛を引き起こしやすくなってしまいます。
また、自律神経が乱れてしまうと、消化不良を起こし、消化していないものが胃に溜まり、胃下垂、内臓下垂を引き起こしてしまいます。
消化器が原因で腰痛が起きている場合、食事に関連して痛みが変化します。
例えば、空腹時に痛みが増えるが、食べると痛みが少しよくなる、脂っぽいものを食べると痛みがひどくなる、などの特徴があります。
痛みを抑える機能が低下してしまう
人には本来、痛みの信号を抑制する機能があります。
体に痛みを受けた時、脳内でドーパミン(中枢神経にある神経伝達物質)を大量に分泌することで、痛みを和らげる働くシステムがあります。
しかし、ストレスをずっと感じ続けていると、ドーパミンの分泌が減り、痛みを実際より強く感じるようになってしまいます。
内臓からの”関連痛”
”関連通”とは実際に痛い場所とは別の、本来傷んでいない場所が痛む仕組みです。
関連痛は脳への情報伝達が混乱して起こります。
内臓が痛んでいるのに、腰が痛いと間違って信号を受け取ってしまうことがあります。
実際に痛くない腰ですが、その周辺の筋肉が緊張して血行不良になってしまい、慢性的にコリがでてしまいます。
関連痛は、その原因の治療が必要です。
内臓からくる腰痛、2種類
注意が必要なのは、内臓からくる腰痛には、”内臓疾患による腰痛” と ”内臓疲労からくる腰痛” があるということです。
もし内臓疾患からくる腰痛はすぐに病院にかかったほうがいいです。
内臓疾患からくる腰痛の特徴としては次のようなものがあります。
- 眠れないほど痛い
- 体重減少を伴う
- 病状が治まるときがなく、痛さが増す
- 発熱が伴う
内臓疾患による腰痛は、腰痛全体の1パーセントほどのようです。
割合的には、内臓疲労による腰痛のほうが多いです。
内臓疲労による腰痛は、内臓の病気ではない腰痛です。
日々の生活で、内臓に負担をかけてしまい腰痛になるパターンです。
内臓疲労になると姿勢が悪くなり、筋肉や関節に負担がかかり、腰痛になってしまいます。
姿勢が悪いまま、日常生活を送ると、筋肉も疲労してしまい、腰痛を感じやすくなってしまいます。
どうしたら内臓下垂による腰痛を改善できる?
ストレスが原因で内臓下垂にもなるし、内臓下垂になると腰痛の症状がでる、それぞれ関連があることがわかりました。
では、どのようにストレスによる内臓下垂、腰痛を改善したらよいのでしょう?
ポイントは、規則正しい生活です。
1.食事に気を付ける
バランスのよい食事をしましょう。
内臓を健康にする食べ物を摂るようにします。
良質なたんぱく質、大豆、豆腐、卵、鶏肉などを食べるようにしましょう。
胃腸が弱っているとき、甘いものや脂っこい高カロリーなものが欲しくなります。
しかし、それらを摂取すると余計胃腸に負担がかかってしまいます。
体が欲していても、暴飲暴食は避けるべきです!
胃腸が弱っているときは、食べ物を良く噛んで食べることが大事です。
噛むことで唾液を分泌し、胃腸の負担を減らすことができます。
また、冷えた飲み物や食べ物を摂りすぎないように注意しましょう。
冷たい飲み物、食べ物の摂りすぎは内臓を冷やしてしまいます。
冷えてしまうと下へと下げてしまい、内蔵下垂の原因になってしまいます。
アルコールや糖質、脂質を摂りすぎないようにしましょう。
2.適度な運動をする
腰が痛い時、無理に体を動かすのは良くないですが、必要以上に安静にしているのも腰痛を長引かせてしまいます。
動かないと、腰痛のことが頭から離れなくなり、精神的にも良くありません。
痛みが落ち着いたら、日常生活の中で少しずつ体を動かすようにしましょう。
適度な運動として、ストレッチやウォーキング、ヨガなどがおすすめです。
適度な運動はストレス解消にも役立ちます。
3.ストレスを解消する
慢性的にストレスがあると、内臓疲労しやすくなり、内臓が弱ってくると体を丸めて内臓を守るようになります。
すると、姿勢が悪くなり筋肉や関節に負担がかかり、腰痛になりやすくなってしまいます。
知らず知らずにストレスを溜め込んでいませんか?
こんな時は慢性的なストレスがかかっています。
- 少しのことでもイライラする
- 寝付けない、深夜によく目が覚める
- 食欲がない
- 最近体重が減った
- 仕事する気が起こらない
ストレスは溜め込まず、こまめに解消をするようにしましょう。
体を動かしたり、趣味に打ち込む、楽しいことを考えるようにするなどして、内臓の負担を減らしてあげましょう。
4.冷え性を改善する
冷え性を改善するようにし、湯船につかるなどして積極的に体を温めましょう。
体を締め付ける服などは血行を悪くするので避けましょう。
また、体が疲れたなと思ったら、疲労回復するよう心掛けましょう。
まとめ
腰痛の原因が、ストレスや内臓下垂にあるかもしれません。
なぜかと言うと、
- 体を不調にし、色々な病気の原因になる
- 自律神経が乱れる
- 痛みを抑える機能が低下してしまう
- 内臓からの”関連痛”があるから
という理由がありました。
ストレスや内臓下垂による腰痛の改善方法としては次のようなものがありました。
- 食事に気を付ける
- 適度な運動をする
- ストレスを解消する
- 冷え性を改善する
腰痛は突然なるのではなく、日々の生活の積み重ねでなっていきます。
内臓下垂にならないように、自分の体を労わって日頃から予防するようにしていきましょう。
こちらの記事もご覧ください。⇒内臓下垂はストレッチで改善!どれくらいの期間で効果でる?
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