最近気になるお腹の脂肪。
お腹の脂肪は柔らかいイメージですが、脂肪を掴もうとしても掴めない、カチカチに硬い人、いませんか?
筋肉がついているかも? いえ、そうじゃない場合が多いです。
なぜお腹の脂肪が硬くなってしまうのか、どうしたら硬い脂肪をなくしていけるのかをみていきましょう。
目次
お腹の脂肪が硬い正体とは?
内臓脂肪がついている
掴もうとしても掴めない、そんな硬い人の脂肪の正体は何なんでしょうか?
脂肪には2種類があります。
「皮下脂肪」と「内臓脂肪」です。
皮下脂肪は皮膚の下に付く柔らかく摘める脂肪です。
皮下脂肪は女性につきやすく、体温を維持したり、栄養を溜めたりする大切な役割のある脂肪です。一度つくと落としにくいです。
一方、内臓脂肪は、筋肉よりも奥につく脂肪で、なかなか摘むことができません。
お腹の脂肪が硬い人は、内臓脂肪がついている可能性があります。
内臓脂肪は、不規則な生活やバランスの悪い食事などが原因でつきやすくなります。
内臓脂肪がついていると、生活習慣病などの病気の原因となることが多いので、改善していく必要があります。
そして、脂肪が硬いと、柔らかい脂肪に比べて、燃焼しにくく、痩せにくくなってしまいます。
脂肪をエネルギーに変えて燃やす時に、脂肪酸は血液中を流れて、燃やす場所へ移動する必要があります。
硬い脂肪では、移動もできないのです。
お腹の脂肪を落とすためにも、硬い脂肪は何とかしたいですね。
冷えている
お腹が冷えていると腸などの内臓の働きが悪くなり、お腹が硬くなることがあります。
腸の調子が悪いと便秘になりやすくなってしまいます。
その他にも婦人科系のトラブルになりやすく、肌荒れの原因にもなってしまいます。
冷たいものを摂りすぎたり、普段から薄着の人は注意しましょう。
リンパの流れが悪い
リンパの流れが悪いと、老廃物がうまく排出されず体内に溜まってしまいます。
老廃物が溜まると、脂肪にくっついてしまいます。
老廃物が脂肪にくっついてしまうと、脂肪が硬くなってしまいます。
ストレス
ストレスでお腹が痛くなることもありますよね。
何かを我慢してお腹に力が入り、それが続くとお腹が硬くなってしまうということもあります。
お腹は、ストレスの影響を受けやすい部分なんです。
また、ストレスを感じた時に分泌されるホルモンで、「コルチゾール」がありますが、これは、お腹に脂肪を溜めやすいという特徴があります。
ストレスはダイエットの敵ですね。
お腹の脂肪が硬い人の改善方法
では、どうやったらお腹の脂肪が硬い人は改善できるのでしょう?
内臓脂肪を落としましょう!
お腹の脂肪を硬くしている内臓脂肪は、つきやすく、落としやすいと言われています。
運動をして消費される脂肪の順番は、「内臓脂肪 → 皮下脂肪」の順です。
内臓脂肪は、食事制限と運動をすると、比較的簡単に落とすことができます。
ですが、つきやすい脂肪ですので、日々の生活を気を付ける必要があります。
内臓脂肪を落とす食事
次のようなものが含まれているものを摂ると内臓脂肪を減らしてくれます。
- アミノ酸
- 食物繊維
- カルシウム
- リコピン
アミノ酸
アミノ酸は内臓脂肪を燃焼させてくれる働きがあります。
アミノ酸の一種、必須アミノ酸は、体内で作ることができないので、食べ物から摂取する必要があります。
アミノ酸が多く含まれる食品は、肉、魚、卵、豆類などです。
アミノ酸で構成されているタンパク質をたくさん摂りたいですが、油分・脂質の摂り過ぎは、内臓脂肪を溜め込んでしまいます。
動物性タンパク質より、植物性タンパク質を摂ることによって、余計な脂質を溜めないようにすることができます。
- 動物性タンパク質 → 肉、魚など
- 植物性タンパク質 → 大豆、豆腐、納豆など
しかし、植物性タンパク質だけでは、必須アミノ酸をすべてカバーできないので、理想的なのは、動物性タンパク質と植物性タンパク質を半分ずつの割合で摂ることです。
食物繊維
食物繊維は、便通を整え、血糖値の急上昇を抑え、余分なコレステロールや体に悪い物を体の外に出してくれる働きがあります。
食物繊維が多く含まれる食品
- 野菜
- 豆類
- 海藻類
- キノコ類 など
糖質を摂る時に食物繊維と一緒に食べると、糖質を内臓脂肪にかえないようにしてくれます。
カルシウム
カルシウムは脂肪分解を促進してくれるといわれています。
その他にも、高血圧を予防してくれたり、貧血予防にも役立ちます。
カルシウムが多く含まれている食品は、牛乳やチーズなどの乳製品や、煮干しや海藻類などです。
リコピン
リコピンを摂ることによって血糖値を下げ、血液の中の中性脂肪やコレステロール値を抑え、血をサラサラにして代謝を良くし、内臓脂肪を燃やしてくれます。
リコピンが多く含まれている食品は、トマトです。
トマト→タンパク質→炭水化物の順番で食べると、血糖値の急上昇を防いで、内臓脂肪をつきにくくしてくれます。
以上の栄養素を摂ることも大事ですが、バランスよい食事を心掛けることも大切です。
腹式呼吸
運動というとハードルが高い人も、腹式呼吸から始めるといいかもしれません。
深く呼吸をすると、脂肪燃焼に必要な酸素をたくさん取り入れることができます。
腹式呼吸の手順
- お腹を凹ませながら、口から息をゆっくり吐きます。
- 息を吐ききったら、お腹に空気を入れることを意識しながら、鼻から息を吸います。
適度な運動
お腹の脂肪が内臓脂肪によって硬い人は、運動することで減らしていきましょう。
有酸素運動と筋肉運動を適度に取り入れるのがおすすめ。
《有酸素運動》
- ウォーキング
- ヨガ
- エアロバイク など
《筋肉運動》
- 軽い腹筋
- 背筋
- 屈伸 など
マッサージで冷えとリンパの流れを解消しましょう!
お腹の脂肪が硬い人は、リンパ節が詰まっていたりします。
そうすると、老廃物が溜まってむくみ、血行が悪くなります。
血行が悪くなると、体温を運べなくなり冷えてきます。
冷えてくると脳が体の冷えを防ごうと脂肪をつけようとしてしまいます。
そんな時は、お腹の脂肪を柔らかくするマッサージが効果的です。
マッサージする時は、まずお風呂に入り、冷えているお腹を温めます。
ある程度時間をかけ、お腹を温めた後、お腹の奥を揉むようにマッサージをするといいです。
お腹の揉み方
- お腹全体を手でさすっていきます。肋骨→股関節→お腹全体の順でさすります。
- お腹の右下から右上、右上から左上、左上から左下の順に押し上げるように揉んでいきます。
- お腹全体に円を描くように(時計回り)手でさすります。
指が第一関節まで隠れるくらいの強さで、痛すぎない強さで行います。
ストレスを減らしてお腹の脂肪を柔らかくしましょう!
いきなりストレスを全部なくそうとしても難しいです。
ストレスは悪い面だけではありません。
ストレスが全くなくなると、ボケてしまいます。
すべてのストレスが悪いわけではなく、プラスに働くこともあります。
ストレスが多すぎるのが問題です。
まずは、ストレスを2割減らすイメージを持つといいです。
《おすすめストレス解消方法》
- ストレッチ
- お風呂につかり、冷え改善マッサージ
- 呼吸を深くする
お風呂はぬるめのお湯にゆったり浸かると、リラックスすることができます。
入浴は良い睡眠にも繋がります。
呼吸を深くすることで、横隔膜が柔らかくなり、自律神経が安定するのでストレスに強くなります。
また、呼吸を深くすると、空気の巡りが良くなり、気分の入れ替えがスムーズになります。
ストレスとうまく付き合い、お腹の脂肪の硬い人は改善していきましょう。
まとめ
お腹の脂肪が硬い人は、お腹の脂肪が内臓脂肪の可能性があります。
その他に、冷えやリンパの流れが悪かったり、ストレスが原因でお腹が硬くなったりします。
お腹の脂肪が硬いと、脂肪燃焼しにくくなってしまいます。
お腹の脂肪を柔らかくするためには、
- 内臓脂肪を落とす食事(アミノ酸や食物繊維、カルシウムを摂る)を心掛ける。
- お腹を温め、お腹を揉むマッサージをする。
- ストレスを減らす。
ことです。
お腹の脂肪が硬い人は、日頃から柔らかくすることを意識して痩せやすいお腹を目指していきましょう!
こちらの記事もご覧ください⇒腹筋でお腹の脂肪は落ちない⁉︎効果のある方法は?
スポンサーリンク