そのままでいいの?下腹部ぽっこりは腰痛になる可能性も。

最近、ずっと下腹部がぽっこりしている。

そんなぽっこりお腹を放置していると、腰痛になるかも!?

お腹の調子が悪いとなんとなく気分が晴れない、具合が悪い。なんとかしたい。

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体のちょっとした不具合をそのままにしていると良くない、ちょっと怖いお話。下腹部ぽっこりと腰痛の関連と、気を付けるポイントをまとめました。

下腹部ぽっこり、便秘が原因の場合

女性に多いのですが、便秘で便がたまり、大腸が圧迫され膨らみ、腰を圧迫し腰痛を引き起こす場合があります。

便秘状態が慢性的に続いていると、腰痛になる一歩手前の状態になってしまうことも。

便秘による下腹部ぽっこりが続くと腸内にガスが溜まっていって、腸を肥大させてしまいます。

腸が肥大すると周りの器官や血管、神経などを圧迫してしまい、血液循環を悪くしてしまいます。

血液循環が悪化すると、循環が悪くなっている場所に疲労物質が溜まっていき、腸に近い腰は、筋肉の緊張を引き起こしたりして、腰痛などの痛みが出やすくなります。

また、便秘が続くと溜まっている便から毒素が出てきて、腸内から吸収され、血液を通って体へ循環していきます。

便秘が続くと体に良くないことがわかります。

腰と腸は近くにあるので、便秘と腰痛は密接な関係があり、思わぬ病気を引き起こすことがあります。便秘が続くと椎間板ヘルニアやストレス性の腰痛になることもあります。

では、下腹部ぽっこりが腰痛にならないためには、どのようにしたらいいのでしょうか?

主に2つです。

1.食事の見直し

まずは、腸内環境を整える食事を見直しましょう。

食物繊維(水溶性・不溶性)をバランスよく摂りましょう。水溶性食物繊維は、大麦などの穀類、プルーンなどのくだもの、海藻類などに含まれています。不溶性食物繊維は、いんげん豆などの豆類、根菜類に含まれています。

発酵食品や乳酸菌、オリゴ糖を摂りましょう。発酵食品は味噌や漬物、チーズなど、乳酸菌はヨーグルトやキムチ、オリゴ糖は大豆、玉ねぎ、バナナなどに含まれています。

また、朝にオリーブオイルを1杯飲むのも、腸を刺激するので効果的です。

水分も大事です。毎日2リットルを目標に水分を摂りましょう。朝起きたら冷たい水をコップ1杯飲むと、腸を刺激するので便秘解消に良いです。

水分と同時に大切なのが朝食です。胃腸に何も食べ物がない状態では、効果がありません。前日の晩御飯もしっかり摂りましょう。

2.生活習慣を改善する

寝不足が続くなど不規則な生活、ストレスは腸内環境を悪くします。

十分な睡眠をとるようにしましょう。

ストレスをためないように、好きなことを楽しんでストレス発散するようにしましょう。

マッサージや入浴をし、体を温め、血流を良くしましょう。

また、ウォーキングなどの適度な運動も、便秘による下腹部のぽっこり解消に効果的です。

肥満による下腹部ぽっこりの場合

お腹に脂肪がついてくると、体の重心がずれて腰痛を引き起こす原因になることがあります。

下腹部ぽっこりになってくると、まるで体の前で荷物を持っているかのようになり、体がバランスを保とうとして、無意識に反り気味になってしまいます。そうすることによって腰痛になりやすくなってしまいます。

また、体のバランスが悪くなると、お尻も後ろの方に出てしまいます。

お尻が後ろの方に出て、反った姿勢が続くと腰の関節に負担がかかってしまいます。

そして腰の関節に負担がかかり続けると腰の部分の筋肉が固くなり、凝ったり張りが出たりします。

自分は大丈夫?肥満度はどれくらい?

では、下腹部がぽっこりして腰痛になるような、健康を害するのはどれくらいの肥満なのでしょうか?

BMI体格指数でみてみましょう。下の式に当てはめて計算してみてください。

体重kg÷身長m÷身長m=BMI

・18.5未満だと…標準より小さい、痩せている。きちんと食事をし適度に運動するように心がけましょう。

・18.5~25未満だと…標準の範囲内。今の体重を維持しましょう。

・25以上だと…標準より高く、肥満気味です。食生活を見直し適度な運動をするよう心がけましょう。

いかがでしょうか。肥満もよくありませんが、痩せすぎも色々な病気のリスクがあります。22が標準体重で、最も病気にかかりにくいとされています。

さて、体重を標準へ近づけ、下腹部のぽっこりを解消するためにはどのようにしたらいいでしょうか。

体幹を鍛えて、下腹部ぽっこりと腰痛を撃退!

「体幹」とは、姿勢に関わる筋肉すべてのことで、腕、足、頭以外の胴体部分のことです。

体幹を鍛えると、お腹周りの筋肉を使うので下腹部ぽっこりの解消に、そして腰周りの筋力をアップさせるので腰痛の改善・予防にもなります。

また、体幹を鍛えるとインナーマッスルを鍛えられます。

インナーマッスルを鍛えることによって、腸が刺激を受け、便秘解消にもなるので、良い循環になります。

体幹を鍛えると聞くと大変そうなイメージがありますが、簡単に始められます。

まず手軽にできる方法は、「ドローイン」です。

「ドローイン」とは、ゆっくり空気を吸い込んでお腹を膨らませて、そのあとゆっくり息を吐きながらお腹をへこませていく運動で、簡単にウエストが細くなるエクササイズです。

仕事や勉強、家事をしながら、思い立ったらどこでもできる運動なので、手軽にでききます。

「ドローイン」は腰痛改善のほか、脂肪が燃焼しやすくなる、血行がよくなる、姿勢改善になるなど、効果がいっぱいあります。

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腰痛解消と同時に下腹部ぽっこり解消ができる夢のストレッチ!

体を冷やしたり、同じ姿勢でずっといる、運動不足でいると、腰痛になる可能性がでてきます。

普段ほとんど運動をしないのに急に激しい運動をしようと思ってもなかなか始められないですよね。そんなあなたにおすすめなのが自宅でできるストレッチ。

しかも一日5分で腰痛と下腹部ぽっこりを解消してしまうストレッチがあるのでご紹介します。

腹部を深く伸ばすストレッチです。

1.まず、うつ伏せになり両方のひじを床につけ、両足は骨盤の広さに広げます。

2.手のひらで床を押し上体を起こします。その時、顎を持ち上げお腹を伸ばすことを意識するようにします。

自分の体重を利用して、お尻や、腰、背中、首を伸ばすストレッチです。

1.まず、正座をし、両手を床につけます。

2.足はそのままで、両手を前に伸ばし、顔、胸を床につける感じでうつ伏せになります。(顔が床につきにくい人は、床と顔の間にクッションなどをはさみましょう。)かかととお尻はなるべくつけて、腰を伸ばすように意識します。そのままで深呼吸をします。

3.顔を床につけたままで両手を後ろに伸ばし、手の甲を床に沈めるように肩、首の力を抜いて力を抜きます。深呼吸をして、ゆっくり起き上がります。

猫が寝起きに伸びをするような動きのストレッチです。

1.まず、床に垂直になるように四つん這いになります。

2.息を吐きながら、お腹をへこませ、頭を下げ背中が丸くなるようにします。おへそに頭が近づく感じで。

3.次は息を吸いながら、頭を上げ、背中を反らしつつ、前へと伸びていきます。両手で床を強く押していきます。

2と3を交互に5回くらい続けます。

体に負担にならないように、自分のペースでストレッチをし、下腹部のぽっこりと腰痛予防をしていきましょう。

まとめ

下腹部と腰は近いところにあり、下腹部ぽっこりを放置していると場合によって腰痛を引き起こす可能性があることがわかりました。

原因によって、普段の食事や生活習慣を見直したり、簡単な体幹を鍛えるストレッチをするなど、腰痛を改善、予防を行うようにするのが大事です。

こちらの記事もご覧ください。⇒これでスッキリ。生理前、張る下腹部ぽっこりを解消する5つの方法

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