本当の歳より、大分上に見られた。
電車の窓に映る自分の顔にぎょっとする。
普段のスキンケアだけではなかなか改善されない気になる頬のたるみ。
そんなたるみを改善する方法の一つに、糸を使った美容医療を考えている方もいるかもしれません。
糸によるたるみ改善は一体どのようなものなのでしょう?
美容クリニックはどうやって選んだらいいのでしょう?
目次
糸によるたるみ改善とは?
糸によるたるみ改善と聞くと、なんとなく怖い気がしますが、メスで切らず糸で持ち上げるので、傷跡が目立たずリフトアップできるメリットがあります。
スレッドリフトなどと呼ばれます。
特殊な糸を針で皮膚の内側に通し、頬やその他のたるんだ部分を引き上げます。
糸そのものの引っ張りによるリフトアップと、糸挿入による刺激で損傷を受けた皮膚内の修復するときに起こるコラーゲン生成により、肌の弾力アップ効果が期待できます。
糸によるリフトは、どちらかというとたるみ予防効果が大きいので、頬や目元などたるみ始めた人に向いています。
メリット
針を通した跡は数日で消えるため、傷跡が残りません。
糸によるたるみ改善は、抜糸が必要ありません。
ダウンタイムが少ないので仕事などで時間がとれない人に向いています。
糸による引っ張りの効果の他にも、糸の周りにコラーゲンが生成されて、頬などのたるみ予防にもなります。
術後、すぐメイクができます。
切るリフトアップより痛みが少ないです。
レーザーなどによる頬などのたるみ改善に満足できない、でも切る手術まではちょっとと考えている人に人気のようです。
デメッリト
痛みは個人差がありますが、全くないわけではありません。
術後1ヵ月は顔の引きつりや違和感があります。
笑った時、洗顔、食事の時、横向きに寝る時など痛みを感じる場合があるようです。
糸による頬などのたるみ改善は色々な種類があります。
溶ける糸、溶けない糸
溶ける糸
施術後、糸は時間の経過とともに徐々に体内に吸収されてなくなります。
ハッピーリフト、ミントリフト、ショッピングスレッドなどがあります。
効果は2~3年くらい持続します。
メリット
再手術になっても、糸を取り除く必要がなく、体の負担や費用の面で抑えることができます。
基本的に何度でも追加挿入可能です。
デメリット
糸が溶けるとリフトアップ効果が弱まるため、溶けない糸より持続期間が短いです。
素材は?
- ポリジオキサノン(PDO)→ 一般的な糸素材。半年ほどで吸収されるます。昔から手術で使われている糸で、生体にやさしい素材です。
- ポリL乳酸(PLLA)→ 2年ほどで吸収されるます。ポリジオキサノンに比べ長持ち。
- ポリカプロラクトン(PCL)→ 長持ち。柔軟性あり。体内でコラーゲン生成を起こす素材とされています。
溶けない糸
溶けない素材、ポリエステル、シリコン、金の糸などで頬やその他のたるみを引き上げる方法です。
スプリングリフトなどがあります。
メリット
溶ける糸より効果が長持ちしやすいです。
デメリット
異物を体内に入れることになるので、感染の恐れがあります。施術が失敗した時は体内から取り出す必要があります。
糸を取り出すといっても、糸にトゲがついていて、難しいことも多いようです。
ずっと体内に残るものなので慎重に選びましょう。
糸の種類によってはMRIの検査を断られることがあります。
美容手術は専門医の腕によって満足度や仕上がりが違ってくるので、慎重にクリニックを選ぶ必要があります。
トゲ(コグ)の種類
糸についているトゲ(コグ)の種類も様々です。
カッティングスレッド → 糸自体に切り込みを入れて引っ掛ける。強度はあまりない
モールディング → 引っ張る力が強い
その他、円錐タイプ、らせん状、ストレートタイプ、双方向のトゲなどがあります。
留め方の違い
フィックスドタイプ → 糸を筋膜や骨膜に固定
フリーフローティングタイプ → ただ糸を挿入するだけ
糸によるたるみ改善施術の名前の例
糸による頬やその他のたるみ改善の治療は数多くあります。いくつかご紹介します。
ハッピーリフト → 毛羽立ち(突起)のある溶ける糸を皮膚の下に入れ、たるみを引き上げる治療です。
ショッピングリフト → 美容先進国韓国で生まれた、鍼と細い糸を挿入することで、皮膚組織を刺激したるみを改善する施術です。ショッピングのように手軽にできることからこのように呼ばれているようです。
ミントリフト → 双方向にトゲのついた持続力のある溶ける糸でたるみを引き上げる施術です。2年ほど継続すると言われています。
スプリングスレッド → フランス生まれの特殊の極細の糸で、頬などのたるみを引き上げる治療です。伸縮性があり、広範囲に使用ができます。
美容クリニックの種類と違い
皮膚科
保険診療が基本で、内服薬や外用薬の処方が主です。皮膚疾患を治すことが目的なので、肌質を改善したり、美しさを追及するのは基本的にしません。中には自費で色々なメニューを扱っている皮膚科もありますが、治療法などには限りがあります。
美容皮膚科
皮膚トラブルの改善だけでなく、たるみ改善など美肌のためのメニューを多く扱っています。ヒアルロン酸注入、ボトックス注射なども可能です。保険が使えないものもあり、費用が高額なことも。
美容外科
コンプレックスを解消するのがメインです。形を修復したりします。術後の腫れなどがひくまでの時間(ダウンタイム)が長く、自費治療が高額になりがちです。
エステとの違い
エステと美容クリニックとの違いは、医療行為が行えるかどうかです。エステは美容クリニックほど即効性は感じられないです。値段は比較的安め。リラックスが目的の所も多いです。
どのように美容クリニックを選ぶ?
- ホームページなどで色々なクリニックを比較検討する
- 値段だけで選ばない
- 自分に必要な施術を受ける
- 最終的に全部でいくらかかるのかを確認する
最初にホームページやパンフレットなどで下調べをして、情報収集をして比較検討します。
そして何件かのクリニックで無料カウンセリングを受けるようにします。
医師によって言うことが違ったりするので「他のところではこう言われたのですが、実際はどうなんですか」と質問して、納得できるまできちんと説明してくれるところが信頼できます。
自分の必要ない、したくないことを勧められても断るようしっかり意思表示するようにしましょう。
リスクをしっかり確認した上で、受ける施術は自分で決定することが大事です。
専門家にお任せ、ではいけません。
金銭のトラブルも多いので、自分の予算をきちんと伝え、その範囲内で行えるクリニックを選びましょう。
最初は安く聞いていたのに、実は他にも料金がかかったりするので注意が必要です。
何歳くらいから糸のリフトをする?
頬やその他のたるみは個人差があり、たるみやすい顔というものもあります。
特に何歳から施術した方がいいという決まりはなく、その人が行いたいと思うときにするのがいいという考え方もあります。
まとめ
頬などのたるみを糸で改善する施術についてみてきました。
糸によるリフトアップは、切らずに頬などのたるみを改善・予防ができるメリットがあります。
レーザーなどによる頬などのたるみ改善に満足できない、でも切る手術までは、と悩んでいる人に人気のようです。
デメリットは、施術の痛みや、引きつり、違和感があるということです。
糸の種類や方法など様々な種類があります。
糸が溶ける、溶けない。
糸の種類、効果の継続、トゲの種類も様々です。
美容クリニックを選ぶ時のポイントは次のとおりです。
- ホームページなどで色々なクリニックを比較検討する
- 値段だけで選ばない
- 自分に必要な施術を受ける
- 最終的に全部でいくらかかるのかを確認する
美容医療は施術する医師の腕によって、仕上がりや満足感に差がでるので、慎重に選ぶようにしましょう。
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