最近、肌がカサカサする、肌の調子が悪い。
高い化粧品できちんと肌のお手入れしているのに。
それ、もしかしたらお肌に栄養が足りていないのかもしれません。
毎日のスキンケアも大事ですが、毎日する食事も大事です。
美容にいい栄養を摂って、内側からもアプローチして美肌になりませんか?
目次
体の内側と肌の関係って?
体の健康と肌のキレイさは密接に関係しています。
肌の栄養は、毛細血管の血液中から取り入れます。
中国漢方の理論では「肌は内臓の鏡」と言われるくらい内臓と肌は関係しています。
沈黙の臓器、肝臓
肝臓は障害が起きても症状が現れないので沈黙の臓器と呼ばれています。
栄養を蓄えて、体に必要な栄養を与えます。
肝臓は、食事や呼吸により体内に入ってくる有害物質や添加物を代謝し分解します。
アルコールの飲み過ぎや、脂っこいもの甘いものの食べ過ぎにより肝臓に負担をかけてしまうと、代謝が追い付かず、有害物質が血流に乗って体にまわってしまい、肌荒れを起こすこともあります。
また、肝臓の働きが悪くなると肌に必要な栄養を蓄えることができなくなり、十分に体中に行き渡らせることができなくなります。
肝臓に異常がでると体にかゆみが出て、カサカサすることもあります。
普段から肝臓に負担をかけない食事を心掛け、肝臓に良いといわれるビタミンB群を積極的に取り入れましょう。
第二の脳、腸
第二の脳と言われるくらい、腸は大事な内臓。
内側から美肌へ変えるために、大きい影響を与えるのが、腸内環境です。
便秘だと肌荒れする、というのは多くの人が経験しているかもしれません。
食べた物は胃で揉みほぐされ、小腸で栄養のほとんど吸収して、大腸で水と一部のビタミンを吸収します。
腸内環境が悪くなると、美肌に大切なビタミンCなど様々な養素の吸収が悪くなります。
また、腸内にいる細菌、善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスが崩れ、腸内環境が乱れると、体の老廃物がうまく排出されず、肌荒れを起こします。
カサカサ肌を改善する栄養
カサカサ乾燥肌に効く栄養は、どのような食品に入っているのでしょうか?
肌ツヤうるおいのコラーゲン
肌のカサカサに効く、うるおいのコラーゲンを作るためには、たんぱく質を摂りましょう。
たんぱく質とビタミンCを一緒にとると、吸収率が高まります。
たんぱく質→肉、魚、卵、豆腐、大豆、牛乳など
ビタミンC→さつまいも、赤いパプリカ、ブロッコリーなど
腸内環境を整える食物繊維
腸内環境を整えることで、肌に大切な栄養を吸収しやすくなり、カサカサ肌対策だけではなく、新陳代謝が高まったり、免疫力がついたりする効果も期待できます。
食物繊維は、大腸まで届き、腸内細菌のエサになります。
食物繊維→大豆、ごぼう、玄米、おからなど
カサカサ防止ビタミンB群
肌を美しく保つのに大切なビタミンB群。
ビタミンBは新陳代謝や、粘膜のトラブルに効果があり、不足すると肌がカサカサしたり、吹き出物ができたりしてしまいます。
特にビタミンB1が不足すると敏感肌になりやすく、ビタミンB2が不足すると唇が荒れたりしやすくなります。
アレルギー体質の人はビタミンB6が効果的です。
ビタミンB1→豚肉、豆類、胚芽など
ビタミンB2→牛乳、卵、しいたけ、レバーなど
ビタミンB6→豚肉、魚類、豆類、レバーなど
肌の老化防止、抗酸化食品
肌を老化させてしまう活性酸素を取り除いてくれる抗酸化食品。
活性酸素はバリア機能も低下させ、ターンオーバーも乱すため、肌を乾燥させカサカサにします。
抗酸化食品を食事で取り入れ、ダメージケアをしていきましょう。
抗酸化食品はビタミンC、ビタミンEなど
ビタミンE→アーモンド、植物油、レタス、バター、牛肉など
中からも、セラミド
年齢と共に量が減ってしまう、肌の水分保持機能やバリア機能を持つセラミド。
保湿化粧品で取り入れている人もいるかもしれません。
食品からもセラミドを取り入れられます。
セラミド→コンニャク芋、大豆、小麦、牛乳など
おすすめの食べ方は?
サラダより温野菜
野菜サラダは太らないイメージがありますが、体を冷やしてしまうので、摂り過ぎに注意しましょう。
冷えは血行を悪くし、肌に栄養が行きわたらなくなり、肌の代謝が悪くなります。
野菜は温野菜で摂るといいです。
コンビニのお惣菜などは、添加物が多いので、できれば自分で調理したものが理想的です。
しかし、なかなか時間がない方も多いと思います。その場合は、冷凍野菜を使ったりするといいでしょう。
唐辛子+生姜+にんにく
カサカサ肌対策に体を温めるのも大切。
体を温める食べ物と言えば、唐辛子が思い浮かぶかもしれません。
しかし、実は唐辛子は表面だけを熱くして汗をかき、その後冷えてしまうので、体を冷やすのです。
そこで、お助け食材になるのが、生姜やにんにく。
唐辛子に生姜やにんにく加えると体を冷やす作用を打ち消してくれるので、効果的です。
お鍋
寒い季節、カサカサ肌を改善するメニューとして、たくさん栄養が摂れる「お鍋」がおすすめ。
色々な味で食べることができるので、飽きずに食べれるのも魅力的です。
キムチ鍋、豆乳鍋、コラーゲン鍋など、おいしくて栄養が多い鍋を楽しんでみてください。
魚の缶詰
骨ごと食べれる手軽な魚の缶詰もおすすめです。
缶詰は、密封されていて、防腐剤無添加なので安全に食べることができます。
乾燥カサカサ肌に特にいいのはオイルサーディーン。
カルシウムを多く摂ることができ、バリア機能を高めることができます。
バナナヨーグルト
美容ビタミンが多く入っているバナナと乳酸菌とビタミンB群が含まれるバナナヨーグルトもおすすめ。
1日2本のバナナを4週間食べることで、肌の水分、油分、弾力が改善するという実験結果もあるほどバナナは優秀です。
ヨーグルトは腸内環境を整え、カルシウムも含まれるのでイライラを防ぎ、肌に悪いストレスを和らげてくれます。
カサカサ肌にならないために、避けたいもの
インスタント食品、ファーストフード
インスタント食品やファーストフードには、色々な添加物や脂分が多く含まれています。
食べ過ぎると、肌の代謝に必要なビタミンB群を消費してしまいます。
カフェイン入りの飲み物
飲み物も気を付けたいポイントです。
カフェインの摂り過ぎに気を付けましょう。
カフェインの入っているコーヒーなどは、ホットで飲んでも体を冷やしてしまいます。
また、夜に飲むと、睡眠に影響が出てしまい、寝ている間の肌の再生を妨げます。
夜8時以降はカフェインを避け、1日2杯くらいに抑えるといいです。
栄養ドリンクにもカフェインが含まれているので注意しましょう。
冷たい飲み物は体を中から冷やし、肌の代謝を下げてしまいます。
夏でも常温か暖かい飲みものにするようにしましょう。
カフェインの含まれていないハーブティーがおすすめです。
まとめ
肌の乾燥にを防ぎ、内側から栄養を与える方法を見てきました。
内臓と肌は密接な関係があります。
肝臓は、栄養を蓄えて、体に必要な栄養を与えます。
腸は、美肌に大切なビタミンCなど様々な養素の吸収が悪くなり、腸内環境が乱れると、体の老廃物がうまく排出されず、肌荒れを起こします。
乾燥カサカサ肌を改善する栄養は次のようなものでした。
- コラーゲン
- 食物繊維
- ビタミンB群
- 抗酸化食品
- セラミド
おすすめの食べ方は、
- サラダより温野菜
- 唐辛子+生姜+にんにく
- お鍋
- 魚の缶詰
- バナナヨーグルト
です。
お肌カサカサにならないために避けたいものは次のものです。
- インスタント食品、ファーストフード
- カフェイン入りの飲み物
体の内側からも大切な栄養を取り入れて、カサカサ肌にならないようにしていきましょう!
こちらの記事もご覧ください⇒顔がカサカサ肌になるのはなぜ?原因と3つの対策方法
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