のんびり温泉に浸かって、あがったらお肌がつるつる。
温泉は疲れがとれて、お肌も綺麗になるので、よく行くという人も多いと思います。
今回は、温泉とつるつる肌になるメカニズムや、さらに美肌になるための効果的な入浴方法などをご紹介します。
温泉に詳しくなって、つるつる美肌を手に入れましょう!
目次
温泉の種類はどんなのがあるの?
温泉のうち療養に向いている療養泉は次の10種類に分類されています。
温泉の性質を知って、あなたに合う、つるつる美肌の温泉を見つけてくださいね。
1.単純温泉
含んでいる成分が一定の量に達していない温泉で、色々な温泉があります。
一番種類が多い温泉です。
刺激が少なく、お肌に優しいので、肌の弱い人、子供や高齢者でも安心して入浴できます。
アルカリ性の単純温泉は、肌の角質をとるのでつるつる美肌に効果的です。
2.塩化物泉
海水に似た食塩を含んでいて、「熱の湯」とも言われ、よく温まる温泉です。
入浴すると肌表面に塩分が付き、あがった後の肌の乾燥を防いだり、湯冷めしにくくします。乾燥肌の人や冷え性の人におすすめの温泉です。
温泉から出た後も暖かさが持続するので、カロリー消費ができ、ダイエット効果も期待できます。
3.炭酸水素塩泉
アルカリ性の温泉で「重炭酸土類泉」と「重曹泉」があり、色は無色透明です。
重炭酸土類泉は鎮静効果、リラックス効果があります。
重曹泉は肌を柔らかくして汚れをとるので、つるつる美肌に特に効果的です。
4.硫酸塩泉
含まれる成分により、カルシウム-硫酸塩泉、ナトリウム-硫酸塩泉、マグネシウム-硫酸塩泉に分かれています。
カルシウム-硫酸塩泉→カルシウムによる鎮静効果が高く、乾燥肌のかゆみを抑えてくれます。お肌のコーティングをして、血の巡りを良くし、ハリを回復。肌触りしっとり、さらさらの肌にしてくれます。
ナトリウム-硫酸塩泉→保湿力が高く、コラーゲン生成のサポートが期待できます。しっとり肌にしてくれ、アンチエイジングを目指す人にもおすすめです。
マグネシウム-硫酸塩泉→血圧を下げ、鎮静効果があります。こちらもつるつる美肌効果が期待できます。
5.二酸化炭素泉
炭酸ガスが溶けて細かい泡が出ていて、入浴すると全身に泡がつくのが特徴的です。
温泉の温度は高いと炭酸が気化してしまうため、温度は低いですが、保温効果は高いです。
炭酸ガスには血行促進効果があり、全身の血行を良くします。
リンパの流れ促進、むくみ解消、老廃物排出の促進などデトックス効果も期待できます。
6.含鉄泉
温泉に鉄分が含み、空気に触れると赤褐色になっていきます。
よく温まることができ、顔色が悪い人や手足が冷える人におすすめです。
また、月経障害にも効果があります。
肌の引き締め、弾力性を高める効果も期待できます。
ただ、乾燥肌の人は肌に刺激を与えてしまうので注意が必要です。
7.酸性泉
酸性度が高く、殺菌力が強く、刺激が強い温泉です。肌の弱い人には向いていません。
肌のきめを整えたり、リフトアップ効果や、肌表面を溶かすピーリング作用があるので、つるつる肌を目指すのに有効です。
刺激が強いので、酸性泉からあがったら、シャワーで洗い流し、十分に拭くようにしましょう。
8.含よう素泉
お湯の中によう素を多く含む温泉で、時間がたつと黄色く変色する特徴があります。
強い殺菌力のある温泉です。
9.硫黄泉
含まれる成分により「単純硫黄泉」、「硫化水素泉」に分けられます。
特に硫化水素泉は硫黄特有の卵が腐ったような匂いがし、温泉気分を高めてくれます。
硫黄水素ガスには毛細血管を拡張する作用があり、代謝が促進され、便秘の解消、デトックス効果があり、つるつる美肌に導いてくれます。
10.放射能泉
微量に含まれている放射能は体に良い影響が分かっています。
放射性物質「ラドン」は体に取り込まれても、すぐに排出されます。
新陳代謝を活発にし、免疫力を高め、自然治癒力が高まります。
つるつる肌になるための効果的な温泉の入り方
では次につるつる肌になるための効果的な温泉の入り方についてみていきましょう。
入浴前後の水分補給はしっかりと
入浴する前後は水分補給をしっかりとしましょう。
脱水症状になり血液がドロドロになってしまいます。
お酒は利尿作用が強いので、お酒を飲んで入浴しないようにしましょう。
お風呂上りは冷たいものをくーっと飲みたくなりますが、冷えた飲み物は心臓に負担になるので、常温のものがおすすめです。
飲み物はスポーツドリンクや、イオン飲料などがおすすめです。
どうしても、お風呂上りはビール!という人は、飲んだ後より多くの水分を摂るのを忘れないようにしましょう。
メイクは落としてから
温泉の温熱効果で毛穴をしっかり開き、温泉成分をより浸透させるために、メイクはオフしてから入ります。
化粧や汚れで、せっかくの温泉が浸透するのを邪魔しないようにしましょう。
体を洗いすぎない
温泉に入るだけで汚れは落ちるので、ごしごしと体を洗うと肌が荒れてしまいます。
温泉に入る前は、気になるところを優しく洗うだけにしておきましょう。
温泉に入り、角質や毛穴の汚れがとれやすい状態になったら、体は手で洗うようにします。
かけ湯
温泉成分を体に慣れさせるため、まずかけ湯をして入りましょう。
血圧が急に上がらないように、心臓から遠い手足→体全体にかけるといいでしょう。
タオルを水で濡らして用意
湯舟に入る前に、水で濡らしたタオルを用意しておくといいです。
入浴中のぼせ防止に濡らしたタオルを頭にのせるのがおすすめです。
また、汗をかいてきたら拭くのにも使います。
タオルは温泉を清潔に保つため、浴槽に入れないように気を付けましょう。
深呼吸してリラックス
お湯に入ったらゆっくり時間をかけて鼻から息を吸って、口から細く長く吐くと、自律神経を整えリラックスすることができます。
また、深呼吸することによって、湯気に含まれている温泉成分を吸い込むことができます。
分けて入浴
体にかかる水圧や水温、温泉成分の負担を減らすため、足湯、半身浴、全身浴の順番にゆっくりと入るといいです。
間に浴槽から出て、3~5分ほど休憩をはさんでまた入浴するのを繰り返すと体の負担が少なく、血液の循環を促進し、あがっても冷めにくいです。
始めは5~10分、慣れたらぬるめのお湯で30分以内で。
熱めの温泉は疲れてしまうので長くても10分以内にしましょう。
上がり湯
刺激の強い温泉は、上がる前シャワーで流す必要がありますが、通常の温泉の場合、上がるときは新鮮な温泉の湯で上がり湯をして、温泉の成分を肌に浸透させると効果的です。
入浴後は保湿
温泉からあがると肌の水分は蒸発してしまいます。
せっかく入浴してつるつる肌になっても、しっかり保湿をしないとカサカサ肌になってしまいます。
保湿剤はお風呂あがってすぐに塗りましょう。
部屋に戻ってゆっくりしてから塗るのではなく、あがってすぐ、10分以内には塗るようにしましょう。
入浴後は休憩
入浴後は30分~1時間くらい休憩するようにしましょう。
入浴の回数は1日2回くらいにします。
入浴の回数が多くてもかえって湯あたりになるなど、かえってつるつる美肌から遠ざかってしまいます。
自宅で温泉気分を楽しめる
温泉に行きたいけど、なかなか時間ない。
そんな人におすすめなのが、自宅のお風呂で気軽に温泉気分を味わえる入浴剤。
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まとめ
10種類の温泉の効果と、効果的な入浴方法について見てきました。
温泉には次のような分類がありました。
- 単純温泉
- 塩化物泉
- 炭酸水素塩泉
- 硫酸塩泉
- 二酸化炭素泉
- 含鉄泉
- 酸性泉
- 含よう素泉
- 硫黄泉
- 放射能泉
中でも特に、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉はつるつる美肌効果が期待できます。
効果的な温泉の入り方のポイントは次のとおりでした。
- 入浴前後の水分補給はしっかりとする
- メイクは落としてから入る
- 体を洗いすぎない
- かけ湯をしてから入る
- タオルを水で濡らして用意する
- 入浴中は深呼吸をしてリラックス
- 分けて入浴する
- 上がり湯をする
- 入浴後は保湿をする
- 入浴後は休憩をする
体も心もリラックスして、温泉を楽しんで、つるつる肌になっていきましょう。
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