毛穴の開きは遺伝する?
そういえば、自分の母親も毛穴は開いているような気がする。
周りの友達が肌がきれいなのは、遺伝のおかげ?
遺伝だから肌は綺麗にならない?
あきらめるのはまだ早いかもしれませんよ。
毛穴の開きは遺伝による影響なのか、対策方法はあるのか見ていきましょう。
毛穴の開きは遺伝するって本当?
毛穴の大小は元々個人差があります。
毛穴の数は生まれながらに決まっていて、遺伝に関係していると言われます。
毛穴の数は年齢と共に増えたり減ったりはしません。
また、男性ホルモンが遺伝的に高い人は、思春期くらいから皮脂が増えて、毛穴が開いたりニキビができやすくなったりします。
男性ホルモンが多い人は、皮脂腺が発達し、皮脂分泌量が増えるため、毛穴が大きくなります。
人の体の中で一番皮脂腺が発育しているのが頭で、次に顔なので、顔の毛穴は目立ちやすいんです。
男性ホルモンと聞くと、男性にあるものとイメージしますが、女性にも男性ホルモンはあります。
女性の副腎や卵巣で分泌され、男性の5~10%と言われています。
また、遺伝的に皮脂分泌量が多かったり、肌が乾燥しやすいと、毛穴が開き、目立ってしまいます。
遺伝だけではなく、次のような原因男性ホルモンが増えてしまいます。
- ストレス
- 不規則な生活
ストレスを感じると交感神経が活発になり、交感神経が活発になると男性ホルモンの分泌を促します。
規則正しい生活や、睡眠も関係してきます。
あきらめないで!毛穴の開き対策方法
遺伝が毛穴の大きさや、開きと関係しているとはいえ、すべて遺伝のせいではないので、適切なスキンケアなどで毛穴の目立たないよう対策できます。
スキンケア
余分な皮脂を取り除く
日中は脂取り紙やティッシュなどで余分な皮脂を取り除きます。
脂取り紙は、顔全体にベタベタ付けるのではなく、鼻まわりや額などテカっている部分に使用し、他はティッシュなどで軽くオフするようにします。
肌に適度の脂は必要なので、取り過ぎないようにしましょう。
優しい洗顔
皮脂が多く出るといって、1日に何回も洗顔をしてはいけません。
洗顔は朝と夜2回だけにしましょう。乾燥してしまいます。
洗顔するとき、毛穴汚れを落とそうとゴシゴシしてしまいがちですが、優しく洗顔しましょう。
洗顔後、タオルで顔を拭くときも、ゴシゴシせず、優しく水分を押さえましょう。
角質が厚くなって、毛穴が詰まりやすくなっている人は、酵素洗顔やピーリングがおすすめです。
普通の洗顔は主に油を分解する作用がありますが、酵素洗顔はたんぱく質を分解する作用も持っています。角質細胞はたんぱく質で出来ているので、余分な角質を取り除くことができます。
保湿
乾燥によって肌が引っ張られ、毛穴が開きやすくなります。
さらに、肌が水分不足になると弾力が奪われます。
肌が脂っぽい、テカりそう、と思って保湿をしないと、肌は乾燥しないように逆に皮脂の分泌を増やしてしまいます。
油分が少なめで保湿効果の高い化粧品で保湿するようにしましょう。
エアコンなどによる空気乾燥も、肌を乾燥させるので注意が必要です。
ビタミンC誘導体配合の化粧品
皮脂コントロールをする、ビタミンC誘導体配合の化粧品を使うのがおすすめ。
ビタミンCは毛穴を引き締める作用の他に、コラーゲンを作るのを促す作用もあるので、開き毛穴だけでなく、たるみ毛穴対策にもいいです。
毛穴パックやエステで一気に角栓や脂質などを取ってしまうと、肌は乾燥してしまった!と勘違いして、さらに皮脂を多く出すようになる可能性が。
毎日少しずつビタミンC誘導体化粧品などでケアをして、保湿をするのが大切です。
食生活
遺伝ではないですが、食生活も親と似てしまうので肌質も似てくる可能性もあります。
皮脂分泌を活発にして、毛穴の開きを促進してしまうような食べ物は控えめにしましょう。
<控えめにしたい食品等>
- 高脂質のもの
- 甘いもの
- 揚げ物
- アルコール
積極的に摂りたい食品
- たんぱく質
- ビタミンB群
お肌のうるおいの元である天然保湿因子は、アミノ酸でできていて、たんぱく質から作られます。
また、ターンオーバーを正常にするために、たんぱく質は欠かせません。
体を冷やさないためにも、たんぱく質を摂って、筋肉量を減らさないようにしましょう。
ビタミンB群は、皮脂コントロール作用があるので積極的に摂るようにするといいでしょう。
- ビタミンB1(糖質分解、疲労回復にも)→ 豚肉、豆類、レバー、昆布など
- ビタミンB2(食事で摂取した脂質が体内で代謝され、エネルギーの代謝を促進)→ 乳製品、卵、レバーなど
- ビタミンB6(不足するとたんぱく質の再合成が充分にできず、ターンオーバーを乱してしまう)→ カツオ、マグロなど魚類、にんにく、バナナなど
- ビタミンB12(肌の細胞を増殖する効果、ターンオーバーを促進)→ 魚介類、レバーなど
体を冷やさない
体を冷やすと卵巣で作られている女性ホルモンが分泌されにくくなります。
女性ホルモンが減少すると、男性ホルモン自体は減らないので、男性ホルモンの割合が増えてしまいます。
遺伝による毛穴の開きを改善するためにも、体を冷やさない工夫をしましょう。
- 湯船につかる
- ストレッチなどの運動
- 温かい食べ物、飲み物をとる
- 首、足首を温める
入浴の際、短時間でも体を温めてくれる入浴剤などもあるので、そういったものを活用すると効果的に体を温めることができます。
入浴後は、体が冷えないように靴下を履くのがおすすめです。
全身の血行を良くするような、ストレッチ、スクワット、ウォーキングなどもいいですね。
また、日々の生活の中で、姿勢を良くするだけでもインナーマッスルを鍛えることができ、代謝をアップすることができます。
食事や飲み物も、体を温めるような生姜などを取り入れましょう。
おすすめストレッチ
<猫のポーズ>
- 床の上に四つん這いになります。
- 四つん這いの状態から、腰、背中、首の順に丸め、自分のお腹を見るような姿勢をとります。
- 次に、腰、背中、首の順に伸ばし、顔を上げます。
<ふくらはぎストレッチ>
- 仰向けになります。
- 両手を真横に開き、両足を真上に伸ばします。
- 両足をそろえ、足首を上下にゆっくりと動かします。
全身をあたため、代謝をアップして、体を冷やさないようにしましょう。
まとめ
毛穴の開きは遺伝するのか?あきらめないで対策する方法について見てきました。
毛穴の数は生まれながらに決まっていて、遺伝に関係しています。
男性ホルモンの多さは遺伝します。
また、皮脂の多さ、肌の乾燥しやすさも遺伝します。
とはいえ、遺伝とあきらめないで、スキンケアなどで毛穴の開きを目立たないようにできます。
毛穴の開きの対策方法は次のとおりです。
スキンケア
- 余分な皮脂を取り除く
- 優しい洗顔をする
- 保湿をする
- ビタミンC誘導体配合の化粧品を使用する
食生活
控えめにしたい食品等
- 高脂質のもの
- 甘いもの
- 揚げ物
- アルコール
積極的に摂取したい食品
- たんぱく質
- ビタミンB群
体を冷やさない
- 湯船につかる
- ストレッチなどの運動
- 温かい食べ物、飲み物をとる
- 首、足首を温める
毛穴の開きは遺伝とあきらめないで、日ごろのスキンケア、食生活などを改善することによって、つるつる美肌を目指していきましょう!
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